こんにちは、Isajiです。
先日、タイヤ交換をする時に軍手を使いました。
その時、在庫を数えようとして、
って、ふと疑問に思ったんですよね。
ちょっとでも疑問に思うと、トコトン調べたくなる性分の私は、早速詳しく調べることにしました。
ということで今回は、軍手の数え方の単位について詳しく解説していきたいと思います。
さらに合わせて、手袋の場合はどうなのかについても軽く触れていますよ。
それでは早速見ていきましょう。
この記事でわかること
軍手の数え方の単位を解説
ここでは軍手の数え方の単位や、それに関係する疑問点について触れていきます。
先ずは数え方の単位について見てみましょう。
数え方はこの7つ
今回調べてみると、軍手を数える時の単位は以下の7つありました。
- 〇双
- 〇組
- 〇枚
- 〇足
- 〇打
- 〇束
- 〇デカ
順番に確認していきますね。
〇双
これがもっとも基本的な数え方です。
双(そう)
英語で言うと「ペア」のことです。軍手は2つで1人分なので、
「1双」「2双」「3双」・・・・
と数えていきます。
「双」はもともとは「雙」と書きました。
これは、
2羽の小鳥を右手に乗せている状態
を意味します。おそらくつがいでしょう !(^^)!
このことから「2枚1セット」の軍手は「双」を使うようになったのではないでしょうかね。
〇組
軍手って、滑り止め付きのものを除くと、左右が決まってないじゃないですか。こうした場合、
組(くみ)
を単位として使うことがあります。
「1組」=2枚ですね。
これも、漢字の意味からアプローチしてみました。
- 「糸」→より糸の意味
- 「且」→供え物を載せる台
このことから「組」には「より糸を供え物台に積み重ねていく」という意味があります。
一方軍手って、10枚とか20枚とかまとめて商品棚に積み重ねて売られてますよね。
以上のことからも、「組」で数えるのってハマってると思いました (^^)/
〇枚
これは、片方だけを単体で数える場合に使います。
左右2枚がそろっていない場合は、上でご紹介した「双」や「組」は使えませんので、「枚」を使いましょう。
ちなみに片方しか無い場合、「1枚」みたいに使いますが、「片ほう」とか「片っぽう」なんて言い方もしますね。
〇足
これはちょっと意外でした。こちら↓に出ていたんです。
足 両足にはくもの。靴・靴下など。手袋・軍手にも使う。
引用元:大辞林特別ページ/衣類・寝具
いやぁ、足に関係ないのに「足」を使うなんて意外ですね。
〇打
「打」は「ダース」の日本語表記です。
つまり「1打」=「1ダース」=「12双/組」=「24枚」ってこと。
手袋を製造している会社のホームページにこのように↓ありました。
軍手の数え方は12組で1ダース(打)。
引用元:有限会社コロナー/軍手の数え方
〇束
これはそのままズバリですね。
まとめ売りされているものを数える時に使います。
「12双1束を3束注文する」
といった感じですね。
次にお伝えするのが、今回調べていてもっとも意外だった単位です。
〇デカ
これは、ギリシャ語で「10」をあらわす言葉です。
1デカ=10双=20枚
ということですね。
時々この表記で売られていることもあるので、買う時には注意が必要です。
この単位を知った時、
って、少々びっくりしました (^-^;
それでは続いて、軍手の数え方に関する疑問などについて、いくつか触れていきますね。
なぜいろいろな数え方があるの?
ここまで見てきたように、主に7つの数え方がある軍手。
なぜ一つに統一されてこなかったのでしょうか?
ネットで調べたのですが、明確な答えは見つかりませんでした。そこで、私なりの考察を書いてみようと思います。
たとえばこちら↓を見てください。なぜ「打」が業者間で使われるのかについて書かれています。
所説(原文ママ)ありますが、鉛筆・ビール・軍手などはダース単位で取引されます。これは単に扱いやすい単位だからだと思います。
10だと2or5でしか割れませんが、12だと2.3.4.6で割れます。商売向きの数字だったため昔からある商品はダース単位になったのではないでしょうか?引用元:有限会社コロナー/軍手の数え方
また、「双」「束」「デカ」も取引業者間でよく使われる単位なんです。
一方で、一般的には「枚」や「組」を使うことが多いと思います。
このように、軍手の枚数やそれを扱う場面によって単位が違っているため、統一はされなかったのではないでしょうか。
実は、モノは全く違いますが、掛け軸の数え方も複数あるんですね。
こちらも、場面ごとに使い分けられるために、統一されなかったということが、専門家の意見です。
気になる方は下の記事も合わせてご覧ください。
今回は掛け軸の数え方の単位についてです。「本」で数えると思っていたのですが、実際には5種類の単位が有って、驚きました!なぜ一つに統一されなかったのかについてや、掛け軸の掛け方についても解説しています。
以上見てきたように7種類もある単位ですが、実際に売られている商品の表示はどうなっているのでしょうか?
次はそのことを見てみましょう。
実際に売られている商品の表示をみてみよう
最初にコレ↓をご覧ください。
これは、近所のホームセンターで売られているものを撮影してきたものです。
このように、「双」「組」が使われていました。
一方楽天市場をのぞいてみると、こんな表示↓でした。
|
「ダース」と「双」「組」が使われていますね。
さらにこんな表示↓もあります。
こちらは「組」となっていますよね。
このように、商品によって表示が違うと買う時に混乱してしまいますよね。
そこで次に、実際に購入する時の注意点を考えてみました。
買う時の注意点は?
私は複数セットのものを買う時は、1つの値段を調べるようにしています。
ですので今回の軍手のように、扱う業者によって商品表示が違うと、計算する時に混乱するんですよね。
上で見てきたように、「双」「ダース(打)」「組」が主に使われていますので、これらを「枚」に換算して、1枚の値段を計算するようにすると良いでしょう。
換算の仕方はこうです↓
- 「〇双」「〇組」・・・〇×2枚
- 「△ダース(打)」・・・△×12双×2枚
以上が軍手の数え方の単位に関する情報です。
ところで、海外ではどのように数えているか、ちょっと気になったのでついでに調べてみました。
海外での数え方も見てみよう
先ずは英語から。
軍手は英語で「work glove」
以上のように数えます。
では、韓国語ではどうでしょう。
軍手は韓国語で「목장갑(モクジャンカプ)」
数える時の単位は「켤레(キョルレ)=双」
実際に数えてみましょう。
- 1双→한 켤레(ハン キョルレ)
- 2双→두 켤레(トゥ キョルレ)
- 1枚→한쪽(ハンッチョク)
中国語ではどうでしょう。
軍手は中国語で「劳动用手套(ラオトンヨンショウター)」
数える時の単位は「双(シュアン)」
数え方はこうです↓
- 1双→一双(イーシュアン)
- 2双→二双(アーシュアン)
- 片方→只(チー)
韓国語も中国語も「双」という意味の単位を使うんですね!ちょっと意外でした。
ところで、軍手と似たもので手袋がありますが、こちらはなんて数えるのでしょうか?
早速調べてみました。
手袋の数え方は?
手袋の数え方は、
- 〇枚
- 〇双
- 〇対
- 〇組
- 〇揃い
- 〇打
- 〇点
- 〇足
以上の8つがあります。
手袋も軍手とほぼ同じ感じですね。
こちらについては、別記事にまとめたいと思います。
では最後に、全体をまとめてみますね。
まとめ
今回調べてみて、まさか7通りもあるなんて意外でした。
しかも「デカ」なんて単位があるとは驚きましたね。
ネットショップを検索すると、「1デカ/〇△円」なんて表示も見付かるかもしれませんね。
ではまとめをご覧ください。
- 軍手の数え方は「双」「組」「足」「枚」「打」「束」「デカ」の7種類
- 実際の商品表示では「双」「組」「打(ダース)」が一般的に使われている
- 手袋を数える場合は「枚」「双」「対」「組」「揃い」「点」「足」が使われる
今は、手袋の数え方を詳しく調べたくてウズウズしています !(^^)!
手袋についての記事が完成しました↓
今回は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。