こんにちは、Isajiです。
先日、羊羹の数え方について調べていたのですが、その時「羹」という漢字を実際に書こうとしても、どうもその構造といいますか成り立ちがよくわからなくてですね・・・。
って思ったんですよねぇ。
そこで今回は、「羹」という漢字にスポットを当ててみました。
この漢字を拡大してわかりやすくしたものや、その書き方・書き順についてお伝えしますね。
さらに合わせて、「羊羹」の由来や私がいつか食べてみたいと思っているナンバーワンの羊羹もご紹介しますよ。
それでは早速ご覧ください。
羊羹の漢字「羹」を拡大して見てみよう
「羊羹」の「羊」は大丈夫だと思うのですが、問題は「羹」ですよね。
ちょっと大きく拡大してみましょう ↓
分解すると、
羔(こひつじ)+美
ですね。
「こひつじが美しい」???
コレ、「こひつじが美味しい」って意味なんですよね。その意味はこの後の章でお伝えしますね。
「羹」の漢字を拡大して、はっきりと確認できたところで、次に気になるのはその書き方や書き順ではないでしょうか?
そこで次に、「羹」の書き方を動画で見てみようと思います。
羊羹の書き方・書き順を見てみよう
では早速「羹」の書き方を、書き順も含めてご覧ください。
引用元:漢字書き順辞典/「羹」の書き順(書き方)アニメーション
ポイントは、「羔(こひつじ)」の4つの点を出来るだけ間隔を空けて配置することではないでしょうか。
そうすると「グシャッ」と潰れた感じになりにくい気がしますね。
ところで先ほど「羹=こひつじが美味しい」と書きましたが、今度はその意味、つまり「羊羹」の由来についてお話しますね。
羊羹の由来を調べたらまさかの展開に!
羊羹って元々は中国料理なんですよ。
文字通り羊の肉を入れた熱々のスープだったんです。
ちなみに「羹」は訓読みで「あつもの」と読みます。
このスープが中国のお坊さんによって日本の禅宗に伝えられたのですが、日本の禅宗では肉食が禁止されているんですよね。
そこで羊肉の代わりに小豆を使って代用しました。
羊羹って元はあつあつの羊スープのことだったなんて、まさかの展開にびっくりしました。
ここまでが、「羊羹」という漢字に関する情報でした。
それでは続いて、私がぜひ食べてみたいと思っているナンバーワン羊羹をご紹介したいと思います。
私が食べてみたいナンバーワン羊羹をご紹介
ここでご紹介するのは、1838年から販売されている大垣市の「柿羊羹」↓
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竹の容器に入っていて、とっても歴史を感じる逸品です。
どうです?おいしそうですよね↓
今朝の新聞に岐阜県美濃加茂市の高級干し柿「堂上蜂屋柿」を材料とした、同県大垣市の老舗菓子店「つちや」の柿羊羹が紹介されてた。干し柿のような黒ずんだ色ではなく透明感のある琥珀色。明治時代から竹の容器で売られているそうだ。うっすらと竹の繊維が表面に映し出された贅沢な一品だ。 pic.twitter.com/6QLWoWRrtt
— Green Pepper (@r2d2c3poacco) November 29, 2019
私は岐阜県民なのですが、なかなか食べる機会が無く、まだ口にしていないのですが、今度ぜひお取り寄せしてみたいと思っています。
それでは最後に全体の要点をまとめてみましょう。
まとめ
「羹」という漢字、グチャグチャっとしていてわかりにくかったのですが、これでスッキリしました。
書き順も理解できましたし、なんだかちょっと賢くなった気がしますね(^^♪
それではまとめです。
- 「羹」という漢字は「羔」と「美」の組み合わせ
- 羊羹は元々は「羊肉のスープ」が語源
- 大垣の「柿羊羹」が私が食べたい羊羹ナンバーワン
もともとの語源となった、羊肉のあつあつスープとやらが気になって色々と調べたのですが、残念ながら実物は見付からなかったです。
羊羹の数え方に関する記事もあります↓。気になる方はぜひご覧ください。
今回は羊羹の数え方について詳しくまとめてみました。「棹」以外にも8種類の数え方があるんですよ!また、「羊羹」のそもそもの語源についても解説しています。
それでは今回は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。