数え方

うさぎの正しい数え方は「羽」じゃないってホント!?

投稿日:2021年2月9日 更新日:

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こんにちは、Isajiです。

うさぎさん、かわいいですよねぇ。いつか飼ってみたいなぁって思っています。

ところで、うさぎを数える時、なんて数えますか?

私は以前どこかで「羽」と数えるって聞いたことがあるんですよ。

でも、

Isaji
Isaji
なんで鳥じゃないのに「羽」で数えるんだ・・・?

ってず~っと疑問に思っていました。

それで、その由来を調べていたらですねぇ、意外な答えが見付かったんです。

正式には「羽」じゃなかったんですよ!

ってことで今回は、うさぎの正しい数え方と、歴史的に「羽」と数える由来についてお伝えしていきますね。

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うさぎの正しい数え方はコレだよ!

うさぎの正しい数え方は、

「匹」← コレなんですよ!

信じられない?

そんな方はちょっとコレ↓を見てください。

NHK出版発行の『NHKことばのハンドブック第2版』によりますと,動物の数え方の基準として,うさぎを含む動物一般には「匹(ひき)」を,鳥類には「羽(わ)」を用いることとされています。 また,小学館発行の『数え方の辞典』によりますと,うさぎは慣習的に「羽(わ)」で数えるが,動物として数える際は「匹(ひき)」が適当であるとされています。

引用元:東京書籍/教科書・図書教材 よくあるご質問Q&A

つまり、小学校では「匹」を使うように指導されているんですよね。

まぁ、うさぎも動物ですからね、「匹」で数えるのは当然と言えば当然でしょう。

慣習的には「羽」を使いますが、これは鳥類に用いるものですからね。

ではなぜ、歴史的には「羽」を使うようになったのでしょう? そこ、気になりますよね?

ってことで続いては、うさぎを「羽」で数えるようになった由来を4つ、ご紹介しますね。

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歴史的に「羽」と数える4つの由来

ここからは、うさぎをなぜ「羽」で数えるのかに関する由来を4つ、ご紹介していきますね。

江戸時代の庶民の知恵

これは最も有名な説ですね。

「干支ってなぁ~に?(チクマ秀版社)」によると、江戸時代は獣の肉(四つ足動物)を食べることは禁じられていました。

江戸時代といっても、特に5代将軍徳川綱吉の時代以降、生類憐みの令により禁止されていたんですね。

そこで庶民はうさぎを「羽」と数えて、鳥ってことにして食べていたんですって。

そこまでして食べるくらいですから、よほどおいしいんでしょう。私は食べたいとは思いませんが (^-^;

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味が鳥に似ているから

「平凡社大百科事典(平凡社)」によると、「肉の味が鳥に似ているから」ってことなんですよ。

これは食べたことがある人に聞いてみないと、本当のところはわかりません。

一方、鳥をつかまえるのと同じように、うさぎも網でとらえるから「羽」と数えるようになった、とも記述されています。

となると、網でとらえる漁法がある魚も「羽」で数えないといけなくなりますよね。

この説はちょっと無理がある気がします・・・。

仏教の教えに対する庶民の知恵

「コドモの常識ものしり事典(日本図書センター)」によると、日本では仏教の影響で肉食が禁止されていましたが、うさぎを鳥のように「羽」と数えることで見逃してもらっていたそうですよ。

これは、最初に紹介した生類憐みの令に対する庶民の知恵と同じ感じですね。

仏教界も江戸幕府もうさぎを食べることに関しては、大目に見ていたんでしょう。

もしかすると、幕府の役人や僧侶達も食していたかもしれないですね。

「1把」と数えたことから

一方、「コドモの常識ものしり事典」には、持ち歩く際に、両耳を束ねていたから「1把」と数え、それが転じて「羽」となった、とも書かれています。

「把」は束ねたものを数える時に使う言葉ですね。

「まきを3把」とか「ホウレンソウ1把」とかって感じです。

これって、耳だけをいくつも束ねて持ち歩くことがあったのなら納得ですが、うさぎ1匹を持ち歩くのに「1把」と数えたってのは、

Isaji
Isaji
本当にそんな数え方したのかなぁ・・?

ってちょっと疑問が残りますね。

今回調べた限りでは、やはり最初に書いた「江戸時代の庶民の知恵」ってのが個人的には納得できました。

というのも、他にもこうした知恵で幕府の禁止令を無視したという例があるんですよね。

江戸時代、禁止された凧揚げを庶民の知恵で無視し続けたことがあったんです。

詳しくはこの記事↓をご覧ください。

お正月の凧揚げの由来って?元々はイカ揚げだったって本当!?

凧揚げの由来を解説!凧揚げは元々は「イカ揚げ」だったって知ってました?江戸幕府をも困らせた江戸っ子のとんちとは?お正月の凧揚げの前にその由来を知っておくとハナタカさんですよ^^保育園や凧揚げ教室等で、子供に、「お正月に凧揚げをする意味」を簡単に伝える方法も解説しました。

それでは続いて、海外でのうさぎの数え方をいくつか見てみましょう。

うさぎの海外での数え方も調べてみた

先ずは英語から。

英語では「rabbits」と複数形にするだけですね。

韓国語はどうでしょう?

韓国語では、「匹」という意味の「마리(マリ)」で数えます。

中国語も調べてみました。

中国語では「只」を使います。ちなみに「匹」は、馬を数える時のみしか使いません。

日本ではほとんどの動物を「匹」で数えますが、中国語だと馬のみというのは面白いですね。

それでは最後に、要点をまとめてみましょう。

まとめ

うさぎの数え方は「羽」だと思っていましたが、教育の場では他の動物同様「匹」で数えるよう指導されているなんて、ビックリでした。

ではまとめてみますね。

  1. うさぎの正しい数え方は「匹」
  2. 歴史的に「羽」と数える由来は「江戸時代の庶民の知恵説」「味が鳥に似ているからという説」「仏教の教えに対する庶民の知恵説」「1把と数えたからという説」など主に4つの説がある
  3. 英語では複数形にして数え、韓国語では「匹」という意味の「마리(マリ)」を使う。また、中国語では「只」を使う。「匹」は馬を数える時のみ

ものの数え方って調べてみると意外な答えが見付かって面白いですね。

他にももっと色々と調べたいと思います。

今回は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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プロフィール

         Isaji

信長で有名(?)な岐阜市の病院に勤務するアラフィフです。 元々は国税専門官なんていうお堅い仕事をしていたこともあります。

時代劇が大好きです。マジックも大好きで、マジックグッズのコレクションが趣味です。

また、’08年と’10年 にNHKワンポイント介護という番組に15回出演させて貰いました。

毎日を少しでもお得に、そして楽しく過ごすための情報を求めて街を探索することが、休日の日課になっています (^^)v

 

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