数え方

刀の数え方の単位を追っかけたら歴史の勉強になったという話

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こんにちは、Isajiです。

実は私は時代劇が大好きで、小学生の頃からよくみていました。

最近はほとんどやってないので、少々寂しいですね。

ところで、時代劇には欠かせないアイテムの1つが「刀」だと思うのですが、この数え方が前々からちょっと気になっていたんですよね。

Isaji
Isaji
「振」とか「本」とかかなぁ・・・?

くらいのイメージはあるのですが。

ということで今回は、刀の数え方の単位について、いろいろと調べてみました。

では早速見ていきましょう。

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刀の数え方の単位を知ろう!

刀の数え方の単位って7つもあるって知ってた?

刀を数える時は、次の7つの単位が使われます。

  1. 〇口
  2. 〇腰
  3. 〇振
  4. 〇本
  5. 〇刀
  6. 〇剣
  7. 〇匕

それぞれを、ちょっと詳しく見て行きたいのですが、その前にちょっとコレ↓をご覧ください。

意外にも歴史的な流れがあるんですね。

ってことで先ずは、この流れを追ってみました。

〇口

これは「クチ」「コウ」「フリ」などと読みます。

奈良時代に主に使われていた数え方で、刀で「切り口を付ける」ことから「〇口」と数えるようになりました。

「切り口」ってちょっと怖いですねぇ~・・・。

〇腰

平安時代の後期には、「腰に差す物」という意味で「腰」が単位として使われるようになりました。

ってことは?

Isaji
Isaji
もし肩に担いでいたら「〇肩」って数えてたってこと?

かもしれませんよ。

〇振

いきなりですが、ちょっとコレ↓をご覧ください。

テレビ番組の問題の答えとしては「振」とされているようですね。

「振り下ろして」使うからということですが、そう言えばある時代劇で、剣術道場の師範が弟子に、

「素振り1,000回やっとけ!」

なんて言ってましたっけ。

「振」と数える理由、わかる気がする。

今気付いたのですが、鎌倉時代に使うようになった「振(フリ)」を転用して、奈良時代から使われていた「口」も「フリ」と読むようになったのかもしれないですね。

「口」を「フリ」と言うようになったのは鎌倉時代中期以降かもしれませんよ。

〇本

これは、細長いものを数える時の、一般的な単位ですよね。

歴史的には、あまり使われていないようですが、現在はこれを使っても通用するようです。

〇刀

これはそのまんまですね。

そのものの名前を、そのまま単位として使う例です。

「イットウ」「ニトウ」「サントウ」

などと数えます。

「一刀両断」「北辰一刀流」「二刀流」

などと言ったりしますので、「聞いたことある!」って人もいるのではないでしょうか。

〇剣

名刀五振を「天下五剣」というようですが、このように「剣」を使うこともありますね。

〇匕

これは「ヒ」と読みます。

カタカナの「ヒ」や漢数字の「七」に似ていますが、別物なので気を付けましょう。

刀の中でも、短刀(脇差)を数える際に使います。

元々の意味は、年老いた女性の象形で、

亡き母

を意味します。そして、

亡き父と並ぶ人

という意味も。

ここから転じて「〇〇と並ぶもの」という意味で使われるようになりました。

訓読みすると「さじ」ですが、これは「箸と並ぶもの」という意味です。

短刀は、大刀と並ぶものということですね。

以上が刀の数え方の単位に関する説明です。

これだけあると、実際に注文する時に何を使ったら良いか迷ってしまいますよね。

そこで次に、実際の注文で使われている単位を調べてみました。

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注文する時はコレを使おう

刀販売業者のホームページで、どんな単位が主に使われているのかを、調べてみましたよ。

いくつかご紹介しますね。

日本刀は日本国内に登録されているものだけでも250万振り余り存在します。

引用元:全国刀剣買取センター・日本刀専門買取.com

ご覧のように「振」が使われていますね。続いてはこちら↓

令和3年1月17日 新入荷4振

引用元:株式会社 中野古銭

ここでも「振」を使っていますね。

こんな感じで、お店では「振」を使っていますので、注文する時もこれを使うと良いでしょう。

刀を購入しようと考えている場合には、ぜひ参考にしてみてください。

そして、もし刀を手に入れた場合、やらねばいけない事があるんですよぉ。

この後、簡単にお伝えしておきますね。

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購入後にやるべきこととは?

最初に下の動画を見てみましょう。

このように、「所有者変更」の届け出をしないといけないんですね。

提出先が教育委員会ってのはちょっと意外ですね。

郵送で済むみたいですので、購入したらさっさとやっちゃいましょうねぇ。

続いて、その他の刃物の数え方も気になったので、いくつか確認してみました。

その他の刃物の数え方も気になったので調べてみたよ

ここでは「薙刀」「槍」「洋剣」「包丁」の4つについて調べてみました。

先ずは薙刀。これは、

  • 〇柄(エ)
  • 〇振
  • 〇本
  • 〇枝(シ)

が使われます。

お次は槍ですね。

  • 〇柄
  • 〇本
  • 〇筋(スジ)
  • 〇条(ジョウ)

が単位に用いられます。

それでは洋剣はどうでしょう。

洋剣(サーベル)は「〇本」が使われます。

ここでちょっと、日本刀と洋剣の違いを書いておきますね。

  • 日本刀・・・片刃で、刀身が反っている
  • 洋剣・・・両刃で、刀身に反りがない

ついでに包丁も見てみましょう。

  • 〇本
  • 〇挺(チョウ)
  • 〇丁(チョウ)
  • 〇柄(エ)

一般的には「本」で通じますよね。

それでは続いて、英語では刀はどのように数えるのでしょうか?

ついでに見ておきますね。

英語での数え方も調べてみたよ 

英語で日本刀は「Japanese sword」ですので、

  • 刀一振・・・a Japanese sword
  • 刀二振・・・two Japanese swords

と数えますね。

まぁ、そのまんまですね (^^)v

では最後に、全体の要点をまとめておきますね。

まとめ

刀の数え方が、歴史的に変わってきたとは意外な発見でしたね。

ではまとめをご覧ください。

  1. 刀の数え方の単位は「〇口」「〇腰」「〇振」「〇本」「〇刀」「〇剣」「〇匕」の7種類
  2. 注文時には「振」が使われる
  3. 刀を購入したら「所有者変更届」を提出する
  4. 薙刀を数える時は「柄」「振」「本」「枝」を使う
  5. 槍を数える単位は「柄」「本」「筋」「条」
  6. 洋剣の場合は「本」を用いる
  7. 包丁は「本」が一般的だが、「挺」「丁」「柄」も使う

洋剣は日本刀と違って、単純でしたね。

「匕」という字を覚えたのも、個人的には今回の大きな収穫でした。

今回は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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プロフィール

         Isaji

信長で有名(?)な岐阜市の病院に勤務するアラフィフです。 元々は国税専門官なんていうお堅い仕事をしていたこともあります。

時代劇が大好きです。マジックも大好きで、マジックグッズのコレクションが趣味です。

また、’08年と’10年 にNHKワンポイント介護という番組に15回出演させて貰いました。

毎日を少しでもお得に、そして楽しく過ごすための情報を求めて街を探索することが、休日の日課になっています (^^)v

 

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