こんにちは。野球がメッチャ大好きなIsajiです。
高校野球は特に大好きで、甲子園の夏と春の大会は毎年テレビ観戦しちゃいますね。ハツラツプレーを観ると元気をもらえます!
高校野球の試合を観ていると、気になることがあるんですよね。それは、バットについて。
ほぼ全員が金属バットを使っているんですよ。木製バットって全くと言っても良いくらい、見かけなくなりましたよね。
何か決まりでもあるのでしょうかねぇ~。
そこで今回は、バットの重さや長さ、材質に関する規定をしっかりと調べましたよ。
また、合わせて、現在主流となっている、金属バット解禁の経緯や、今でも木製バットを使っているアノ有名校についても紹介しますので、最後までぜひご覧ください。
ってことで、先ずは、高校野球の重さの規定から、一緒に見ていきましょうね。
高校野球のバットの規定を知ろう!
では、先ずは重さについて見てみましょう。
重さの規定
重さは次のように決められています。
900g以上
この規定は、金属バットが1974年に解禁され、ほとんどの選手が、金属バットを使用するようになってきたことにともない、2001年にルール化されました。
これは、バットが軽いと、スイングのスピードが速くなり、飛距離のアップにつながるためと考えられます。
また、技術開発により、金属バットの軽量化が進み、プレー時の破損や、打球の速さによるケガが増えてきました。
そのため、ケガ防止の一環としても、軽量化のためのルールが設けられたようです。
「〇〇g以上××g以下」って決め方かと思っていたら、上限は決められてないんですね。まぁ、重くなり過ぎると、振りこなせないですから、打球のスピードも出ませんしね。
上限は必然的に決まりますよね。
ちなみに、cize.com によると、イチローさんのバットの重さは、880~900gだそうです。
イチローさんでさえ、900gなんですから、高校生で、900g以上のバットを振るってすごいですよね。
次に、長さに関する規定を確認しておきましょう。
長さの規定
バットの長さについては・・・
- 最も太い部分の直径;6.6cm以下
- 全長;106.7cm以下
と決められています。
これも、やはり飛距離が出過ぎないように、との意図でしょう。最も太い部分は、「芯」と言われ、ここにボールが当たると、反発力も大きくなります。
したがって、ここが広いとそれだけボールがよく飛ぶことになりますので、大きくなり過ぎないようにとのルールですね。
そして、全長は、長いとそれだけ遠心力も大きくなり、やはりボールがよく飛びます。
したがって、長さの上限が決まっているわけですね。
ですが、バットが長くなると、遠心力が大きくなる分、振るにはやはり強い筋力が必要になるんですよ。ですから、適切な長さって本人の体格で決まってきますよね。
ちなみに、cize.com によると、イチローさんのバットの長さは、85cmだそうです。
そこからすると、106.7cmってイチローさんよりも体格の良い選手じゃないと振れないでしょうね!
以上の重さと長さの規定はともに、金属バットの解禁にともなうルール化でした。
ところで、高校野球と言えば金属バットが普通ですが、金属しかダメなのでしょうか?ってことで、次にバットの材質に関する規定を確認しておきましょう。
材質の規定
高校野球のバットの材質は、次のようなものが許可されています。
- 木製バット
- 木片の接合バット
- 竹の接合バット
- 金属製バット
竹のバットが許可されているなんて知らなかったですね。見たことも、聞いたこともないです。いったいどんな感じなのか早速調べてみました。
調べてみると、実際に竹バットが販売されていました!その、販売店さんの説明を引用しておきますね。
竹バットは、その名前の通り「竹」でできたバットです。でも、単に竹を切り出して作っているわけではありません。 竹バットは「合竹バット」といって、薄い板状の竹を何枚も重ねて角材にした後に、バットの形に切り出されて作られます。
引用元;ボールパークドットコム
なるほど!最初に知った時、竹ほうきを想像してしまいました^^;
竹板を張り合わせて、バットの形に加工するんですね。木製バットよりも芯が小さくなるらしく、芯でボールをとらえる練習には最適なのだそうですよ!
ここで、竹バットに関するエピソードを少し紹介します。
- 長嶋茂雄さんは、野球を始めた小学4年生当初から竹バットを使っていた。
- 松井秀喜さんは、巨人入団時、それまで使い込んだ竹バットを持参した。
スーパースターってやっぱり、普通じゃないですね。子供の頃から、竹バットを使って、真っ芯でボールをとらえる感覚を磨いていたんですね。
竹のバットは確かに練習には良いのかも知れませんが、やはり本番では飛ばないので不向きですよね。ですから、試合では、金属バットが主流になっています。
そこで次に、金属バットが解禁された経緯についてみておきましょう。
金属バット解禁の理由とは?
金属バット解禁の理由は次の2つです。
- 耐久性
- 環境保護
木製バットは折れやすく、コストがかかります。選手の親には当然経済的に負担になりますよね。
また、バットを作るのに必要な木材も大量に必要です。その結果、森林資源が枯渇してしまうってわけです。
で、この両方を解決する方法として、金属バットが解禁されたんですね。
甲子園で活躍した選手が、プロへ行って、木製バットへの対応に苦労するのを見て、高校野球でも木製バットに統一すれば良いのに、と思っていましたが、金属バット導入の背景を知って、納得しました。
こうして、金属バットが主流となった高校野球ですが、木製バットを使っている、有名校がありました!次はそんな話題です。
あの有名校は木製バットを使っている!
今回、高校野球のバットの規定について、調べていくうちに、木製バットを使っている有名校があることを知りました。それは・・・
愛工大名電高校
です。アノ、世界的スーパースターのイチローさんを生み出した高校として、超有名だと思います。
愛工大名電は、甲子園の県大会では、得点に大差が付くと、木製バットで打つのだそうです。「木製バットでも勝てるぜ!」ってことなんでしょうね。
バットの芯が、金属バットよりも小さいですから、しっかりとボールを捉えないとヒットにはならないので、プロを目指す選手が、実践練習として使っているのかなぁ。
相手チームはかなりの屈辱でしょうねぇ。試合を放棄したくなっちゃうかも。
更に、甲子園の試合でも、バントは木製バットを使う選手もいるんですって。
これは、「木製の方が、ボールの勢いをころせるから」だそうです。これは納得出来ます。芯を外した方がむしろボールが転がらないですからね。
では、最後に今回のポイントをまとめて終わりにしたいと思います。
まとめ
どうでしたか?高校野球のバットにも細かい規定があるんですね。そこまで考えたことがなかったので、びっくりしました。
- 高校野球のバットの重さの規定は900g以上。
- 高校野球のバットの長さの規定は、
最も太い部分の直径;6.6cm以下
全長;106.7cm以下 - 高校野球のバットの材質の規定は、
木製バット
木片の接合バット
竹の接合バット
金属製バット
が許可されている。 - 金属バットは、木製バットの耐久性と環境保護の観点から解禁された。
- 愛工大名電校は試合でも、木製バットを使っている。
高校野球のバットについて、いろいろと知ることができましたね。これで、今度の甲子園大会を観るのがますます楽しみになってきました。♪
今回は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。