こんちは。Isajiです。ご訪問、ありがとうございます
毎年、夏と春に開催される高校野球の甲子園大会。ここで見慣れた光景として、球児たちが、甲子園の土をシューズバッグなどに詰める姿ですよね。
私も、野球をやっていた身として、あの光景はうらやましく思って観ています。あの地に立てるだけでも、素晴らしいことですからねぇ。
ってことで、今回は、甲子園の土に関する情報を集めてみました。
一番気になったのは、あの土が一般に販売されているのか、ってことですね。調べてみると、甲子園に出場しなくても入手できる方法がありましたよ!
また、合わせて、土はどこからやってくるのかや、持ち帰られた土はその後どうなるのか、さらには、いつ頃から土を持ち帰るようになったのか、などについても調べてみましたので、こちらについてもぜひご覧ください。
では、甲子園の土って販売されているのかについて、早速一緒に見ていきましょうね。
この記事でわかること
甲子園の土って販売されてるの?
甲子園の土は販売されているのか?
甲子園球場では販売されていない。しかし、入手方法がある!
これが答です・・・。
いろいろ調べてみた結果、過去には、2014年に、完成から90周年をむかえた甲子園球場が、記念事業として、その年の春と夏の高校野球大会で、甲子園の土が入ったキーホルダーなどを無料配布したそうです。
しかし、限定品ってことで、当時は、オークションで1万円の高値で取引されていました。そこで、試しにヤフオクで検索してみました。その結果を紹介しますね。
オークションで購入
ヤフオクで、過去の落札相場を見てみると、2,000円~4,000円となっています。限定配布時から時間が経過し、安くなってきているようですので、探している方はヤフオクで検索してみると良いですよ。
タイミングが合えば、結構出品されていますよ。私も今回検索してみたところ、3品が出品中でした。
ヤフオクで探すには ここ から
検索キーワードは「甲子園の土」がおすすめです。「甲子園 土」だと、なぜだかチケットも一緒にヒットしてしまいます。
また、メルカリでも出品されています。
メルカリで探すには ここ から
その他、個人で購入するには無理かも知れませんが、次の方法でも、入手可能です。
阪神園芸さんから購入する
甲子園球場のグラウンド整備を請け負う、阪神園芸さんから、
150リットル=22,000円
で売られているようですよ。
こちらは、甲子園球場の土と同じ配合の土が、10袋22,000円で販売されています(10袋単位)。主に、高校の野球部が、甲子園と同じ感覚のマウンドでの投球練習をするために購入していくそうです。
個人購入するにはちょっと量が多過ぎですね・・・。
以上、甲子園の土の購入方法についての解説でした。ところで、甲子園の土っていったいどこから運んでくるのでしょうか?疑問に思っている人も多いと思います。
ってことで、次は土の産地についてまとめてみましょう。
甲子園の土はどこから持ってくるの?
阪神甲子園球場のホームページによると、甲子園の土は、次の場所から運ばれています。
・黒土の産地
岡山県日本原、三重県鈴鹿市、鹿児島県鹿屋、大分県大野郡三重町、鳥取県大山 などの土をブレンドしている。(毎年決まっているわけではない。)
・砂の産地の変遷
甲子園浜及び香櫨園浜社有地 ~ 瀬戸内海産の砂浜 ~ 中国福建省
・黒土と砂の割合
春は雨が多いため砂を多めに、夏はボール(白球)を見易くするために黒土を多くブレンドしている。引用元;阪神甲子園球場Q&A
ブレンドって、すごいですね!天候や、ボールの見え方などを計算して、球児たちのハツラツプレーを、陰で支えているんですね。砂は中国産ってことも知りませんでした。
上記の土と砂をブレンドし、約30cmの厚さに敷きつめるのだそうです。
しかも、表層部の2~3cmはプレイに支障のない硬さにし、その下層部は、イレギュラーしないような硬さに調えているそうです。
そんな細かな調整が、目立たないところでされていたんですね!
こうして、阪神園芸さんが造ったグラウンドの土を、球児たちは、持ち帰っていますよね。アレって持って帰ってからどうするのでしょう?
次に、そんな疑問について調べてみました。
甲子園の土を持ち帰ってどうするの?
持ち帰った土のその後について、ネット上で調べてみた結果、主に次の3種類があるようです。
- 記念に保管
- 学校のグラウンドにまく
- 知人に分ける
自分なら、植木鉢に入れて、野菜でも育てるかな。甲子園の土から出来た野菜って、強くて丈夫な体になれそうな気がします。♪
今では当たり前になった、甲子園の土の持ち帰り。そもそもいつから始まったのでしょうか?
答えは、野球界では神様とされている、アノ人物でした!誰なのかは、次章をご覧ください。
甲子園の土はいつから持ち帰るようになったの?
甲子園球場のQ&Aによると、甲子園の土をはじめて持ち帰ったのは、
川上哲治さん
ではないか、ってことですよ。
1937年、夏の大会で持ち帰ったのが最初と言われているそうです。阪神甲子園球場の公式ホームページのQ&Aに、次のように書かれています。
甲子園の土を初めて持ち帰った人
川上 哲治 (1937年、夏の23回大会)という説があります。
引用元;阪神甲子園球場/Q&A
他にもさまざまな説があって、どれも根拠がないようですが、今のように、袋に入れて持ち帰ろうとしなくても、スパイクの裏や、ユニフォームに付着した土を、自然に持ち帰っていたことは事実ですからね。
ところで、今では恒例となっている、甲子園の土の持ち帰りですが、過去に、持ち帰りを禁止された高校があったのを知ってますか?
最後にそんなエピソードを紹介しておきたいと思います。
甲子園の土の持ち帰りを禁止された高校があった?
土の持ち帰りを禁止されたのは、
沖縄から1958年に初出場した首里高校。
です。
当時はまだ、アメリカの統治下にあったため、本土の土を持ち帰るのは、植物検疫法に触れる行為だったそうです。
そのため、選手が持ち帰ろうとした土は、海に捨てられました・・・。ひどいですね。
これを残念に思った、日本航空の、ある客室乗務員の女性が、甲子園の石を首里高校に送ったそうで、その石は首里高校の、甲子園出場記念碑に、今もはめ込まれているとうことです。
植物検疫法は、土はだめでも石なら問題なかったそうです。それを最初に、選手に伝えてあげてればよかったのになぁ・・・。
では、最後に全体をふり返ってみましょう。
まとめ
甲子園の土、球場の売店で販売すれば売れると思いますけどねぇ。商魂たくましいイメージの関西にしては、珍しいなぁ^^
- 甲子園球場の土は、オークションで探せば意外と見付けられる。
- 甲子園球場の土の産地は、岡山県、三重県、鹿児島県、大分県、鳥取県のものや中国の砂をブレンドして造っている。
- 甲子園の土は持ち帰って、保管したり、学校のグラウンドにまいたり、知人に分けたりしている。
- 甲子園の土は、川上哲治さんが、1937年の夏の大会で持ち帰ったのが最初とされている。
- 1958年に、沖縄から初出場した首里高校は、甲子園の土を海に捨てられた。
甲子園の土だけでも、いろいろな人が関わっていて、さまざまな歴史がありましたね。
次に、甲子園の高校野球を観る時は、土にもちょこっと注目してみたいと思います。
今回は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。