先日スーパーで特売卵を買いました。でも、結局全部食べ切れずに賞味期限切れ。
「もったいないけど捨てるかぁ~」と思っていたところに、先日テレビで「卵は賞味期限が過ぎても大丈夫」と放送していたのを思い出しました!
そこで、ふと疑問が。
「え?賞味期限が切れていても大丈夫なの?」
そこで今回は、「生卵ならいつまで大丈夫?」「ゆで卵にしたらいったい何日食べられる?」など卵の食べられる期限について、分かりやすく解説します。
またさらに、「賞味期限」と「消費期限」の違についても調べてみましたので最後までじっくりとご覧くださいね。
まずは卵の賞味期限についてご説明していきましょう。
この記事でわかること
賞味期限切れの卵はいつまで食べられるの?ゆで卵は何日もつ?
賞味期限切れの卵はいつまで食べられる?
卵は賞味期限が切れても捨てないでください!
- 生で食べるのは避けた方が良いが、加熱すれば期限切れ後1ヶ月以内なら食べられます!
卵には「賞味期限」が設定されています。そう「賞味」期限です。
卵の賞味期限については、農林水産省が「生で、安心して食べられる期限」と定めています。「生で」なので、期限が切れても加熱すれば安心して食べられる食品なのです。
ちなみに卵の賞味期限は、調べてみると結構長いです。
春・秋:産卵後25日以内
冬:産卵後57日以内
(※いずれも冷蔵庫で保管される7日を含めた日数)
驚きです!冬場は57日もあるんです!
実際には、製造業者や販売する側などの取り決めで「2週間程度」に定められていますので、スーパーなどで売られている卵の賞味期限は、季節に関係なく「2週間程度」とされています。
これらのことから考えると、賞味期限切れ後の生卵でも、
- 夏場は1日
- 春と秋は1週間半
- 冬場は約1ヶ月
は食べられるってことになりますよね。
ですが、賞味期限切れの生卵を食べるのはおすすめしません。それは、卵の内側では確実にサルモネラ菌が増殖しているからです。
私は卵かけ御飯が大好きなのですが、買ってきた当日の卵でしかしたことがないですね。やはり怖いですもん。
以上のように、賞味期限が意外と長い卵ですが、期限が切れてどのくらいまで食べられるのでしょうか?問題はココですよね。
参考資料によると、賞味期限切れからおそよ1ヶ月以内なら加熱すれば大丈夫のようですよ。
では、賞味期限切れから1ヶ月以内にゆで卵にした場合、その日持ちはどうなのでしょうか?
ゆで卵は何日もつの?
ゆで卵が保存できる日数は以下の通りです。
- 殻がついている物・・3日以内
- 殻にヒビが入った物・・2日以内
- 殻をむいた物・・半日以内(冬場で1日)
※いずれも冷蔵庫保管する場合
どうです?
生卵が冬場50日以上大丈夫と言われるのに対して、ゆで卵はほとんど日持ちがしません。
これは次のことが理由なんです。
卵白の中には「リゾチーム」という抗菌、抗ウィルス作用のある酵素が含まれています。
しかしゆでることでこの酵素が働かなくなるんですよ。ですから、卵をゆでてしまうと細菌が繁殖しやすい環境になってしまうんですね。
私は糖質制限ダイエットをしていた頃、よくゆで卵をコンビニで買って食べていましたが、賞味期限は気にしていませんでした。そんなに短かったなんて驚きです。
ゆでればもっと日持ちする感じがしていました。
また、殻を剥いたり、殻にヒビが入っているとさらに雑菌が繁殖しやすくなります。
ゆで卵は殻の状態によって保存できる日数がかなり変わってくるので注意が必要ですね。
以上、生卵やゆで卵の賞味期限について確認してきました。
ところで「賞味期限」と似た言葉で「消費期限」ってあるじゃないですか!これってどう違うか知ってます?
今回はココについても調べました。
賞味期限と消費期限の違いを知ろう!
違いを簡単に言うと、
- 賞味期限:「美味しく」食べられる期限。期限を過ぎても自己判断で食べられる。
- 消費期限:「安全に」食べられる期限。期限を過ぎたら食べられない。
なんです。具体的には何がどう違うのか?
- 賞味期限と消費期限の境界線は「5日」にあります。
製造から5日を過ぎても食べられる食品は「賞味期限」。一方、製造から5日以内に食べ切らなければいけない食品は「消費期限」となります。
では、詳しく掘り下げていきましょう。
賞味期限とは?
開封しないまま、保存方法をきちんと守って保存した場合に「品質が変わらずに、美味しく食べられることを補償する期限」のことです。
賞味期限は、保存方法を守って保存された場合には、期限が過ぎても「色、におい、味」などの異常がないかを「自分で判断して」食べる事ができます。
期限が切れても、封を開けてみて自分で「大丈夫!」と思ったら食べてもいいよってことです。
これは、賞味期限の基準の中に「期限を超えた時でも、品質が保たれること」が決められているので、期限を過ぎても「すぐに悪くはならないけど、美味しく食べられる保証はできないよ」という期日が設定してあるからなんですね。
スナック菓子・カップ麺・チーズ・缶詰・ペットボトル飲料 等
どうです?日持ちがする食品ばかりですよね。
■ミニ情報■
こちらの方が分かりやすいですね。
では、消費期限はどうでしょうか?
消費期限とは?
開封しないまま、保存方法をきちんと守って保存した場合に「安全に食べられる期限」のことです。
消費期限には「その日を過ぎると、品質が急速に劣化する日」を設定してあります。
そう。「急速に」劣化するんです。
だから、消費期限が過ぎた食品は食べない方がいいんですね。逆に言うと「消費期限までには食べてしまう」事を頭に置いておきましょう。
お弁当・お惣菜・ケーキ・精肉・生めん 等
見てわかるように、確かにすぐに傷んでしまいそうなモノばかりですね。
消費期限は賞味期限と違って、期日を過ぎたら「食べない方がいい」食品に表示されています。ですから買い物をした時に「消費期限」が表示されている食品は、期日内に食べてしまうようにしましょう。
注意しなければいけないのは、どちらも「開封せずに、商品に記載の保存方法を守った場合」の期日です。開封したら早めに食べ切らないといけませんね。
では最後に全体についておさらいしておきましょう。
まとめ
いろいろ知ったらこれまで賞味期限切れで捨てていた卵が「もったいなかったなぁ」ってつくづく思いましたね。(^-^;
- 卵は賞味期限が過ぎても、加熱すれば安全に食べられる食品だった。
- ゆで卵は殻つきでも3日以内に食べよう。
- 賞味期限は「美味しく食べられる期限」。期限を過ぎても自己判断で食べられます!
消費期限は「安全に食べられる期限」。その日までに食べてしまおう!
賞味期限切れの卵でも加熱すれば食べられますが、ゆで卵は作ったら早めに食べてしまいましょうね。
なお、今回の情報は参考情報と言うことで、実際の扱いには皆さんの自己責任でお願いします。
今回は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。