まだまだ寒い日が続く2月に「早く暖かくならないかなあ」と思いながらこの記事を書いています。
春が過ぎて本格的に暖かくなるのは梅雨明けからだと思いますが、カレンダーを眺めていてふと目に留まったのが「夏至」という言葉なんですよ!
皆さんは夏至ってちゃんと説明出来ますか?私ははっきりとは知らなかったのですが、今回リサーチしてしっかりと知る事が出来ました。
では夏至についての基本的なことについて見て行きましょう。
この記事でわかること
2018年の夏至はいつなの?
タイトルにもしていますが2018年の夏至の日は6月21日(木)です。調べてみると毎年違うんですね。
過去のデータによると6月21日か22日なんですね。しかし、1903年は6月23日でした。また、計算上2056年は6月20日になる様ですよ。
夏至とは?
夏至ってどんな日?
夏至を簡単に言うと、一年のうちで昼間が最も長く、夜が最も短い日ということになりますね。冬至と比べると何と4時間以上も昼の時間が長くなります。
暦上は夏の真ん中ということになりますが、実際には梅雨の真ん中で「夏」というにはどうも違和感が有りますよね。
また、夏至は地球上で共通の太陽の動きを基に決められているんですね。これを難しく言うと天文学では太陽黄経が90度の時を夏至と言い、それが起こる日の事を夏至の日と言うのだそうです。
まあ簡単に言うと
ってことですね!
夏至の由来は?
夏至の由来を探ると、古来中国の二十四節気(にじゅうしせっき)という考え方に遡ります。
ここではその二十四節気というものを少し詳しく解説します。
二十四節気とは?
古代中国では元々太陰暦、つまり月の満ち欠けに基づいた暦が使われていました。月が基準ですので当然太陽の動きとの間に誤差が生じます。一見どうでも良い様な気もしますが、実は大変大きな問題が有るんですよね。
農作業に問題が生じるんです。
農作業では春夏秋冬を正しく認識しないといけませんので中国の戦国時代(紀元前770年から、紀元前221年)に太陽の動きを基にした「二十四節気」が開発されました。
1年の長さを24等分してそれらに季節を現す名前が付けられました。日本では江戸時代の暦から使われています。
夏至はどうやって決めるの?
夏至っていったいどうやって決めているのでしょう?コンピューターか何かで計算しているのでしょうか?詳しい計算式が有りますが理解しにくいので更に調べたら有りました!
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夏至は世界共通?
夏至って日本特有の暦的な物かと思っていましたがどうやら世界共通の日として認識されているんですね。
ヨーロッパでは、特別な食べ物を食べる習慣や祭りの風習が有るそうですよ。
また、北欧では北極に近いため、昼が大変長く、真夜中でも明るいんですね。そのため全国民で夏至祭を祝うそうです。
夏至が一番暑い日でないのは何故?
夏至は最も昼間の時間が長くて太陽が一番高い所を通るんですよね。ってことは同時に最も暑くなる日も夏至日になる様な気がしますが、実際は7月下旬から8月上旬が猛暑日になりますよね。
何故なのか?
これは海の水が関係しているんですね。海の水は暖まり難く冷え難いからなんです。
海水が暖まったり冷えたりすると対流が起きて海水温を一定に保とうとする作用が働きます。
その結果、海に近い場所(海に囲まれた日本)では夏至よりも大幅に遅れて猛暑がやって来るんです。
今度は夏至の日の各地の習慣について見てみましょう。
夏至の日に各地で食べられている物は?
夏至の日には日本各地で特別な物を食べる習慣が有るみたいですよ。
- 関東では伝統的な二毛作の影響で小麦餅を食べる所が有る様です。
- 大阪ではタコを食べるのだそうです。「タコ足のように、稲の根がしっかりと根付いて欲しい」という、豊作への願いが込められているんですね。何故イカじゃないのかは謎ですが・・・^^
- 阿蘇地方では小麦餅や団子を作って神棚にお供えしているそうです。
- 尾張地方ではいちじくを食べる所が有るそうですが由来は解明出来ませんでした。
- 京都では 水無月という和菓子を食べる風習が有るそうです。
- 福井では越前サバを食べるのだそうです。これは、田植えで体力が必要な時期に、精を付ける為なんですネ。
- 香川ではうどんを食べる習慣が有るんですね。農家で、麦刈りが終わった時にうどんを食べていたことが由来なんですね。
- 奈良では小麦餅を食べる風習が有る所が有るそうです。これは関東とも共通していますね。
まとめ
いかがでしたか?夏至は二十四節気という大枠の中の一つなんですね!
- 2018年の夏至の日は6月21日
- 夏至の日は太陽が一番高い所を通る日
- 夏至は中国の暦が由来で日本では江戸時代から使われる様になった
- 夏至の日が一番暑い日にならないのは海流の影響
- 夏至の日には日本各地で特別な物を食べる習慣が有る
以上のことが分かりました。
私は岐阜人ですので今年の夏至の日にはいちじくを食べて豊作を願いたいと思います。♪
以上、最後までご覧いただき、ありがとうございました。