「ストラ~イク!バッターアウト!!」
どうもぉ~、Isajiです。^^/
大昔、少年野球や野球部に所属して、夢中で白球を追いかける野球少年でした。試合ともなれば、当然仲間が交替で審判をやることも。
テレビのプロ野球中継を観て、「ストライク」や「アウト・セーフ」のコールの仕方とか、結構勉強したよなぁ。
たまぁ~に、審判なのに目立ってる人もいますねぇw実際に球場に試合観戦に行って、審判の動きを見ていると、試合中以外でも色々と動いているし、トイレは行けないだろうし。
結構大変そうな仕事。
けど、試合の進行や公平なジャッジ等、試合には絶対に欠かせない職業。
そんな審判、どうやったらなれるのかとか、給料とか気になります。
ってことで、今回はプロ野球審判のなり方、給料や仕事内容、更には野球の本場、MLBのアンパイアについて解説していきます。
では先ず、今回の肝となる「審判のなり方」、ここから一緒に見ていきましょう。
この記事でわかること
プロ野球審判のなり方
photo credit: neko kabachi DSC_2689_DxO via photopin (license)
日本野球機構の「NPBアンパイアスクール」を卒業する
現在は↑これが、プロ野球審判への唯一の道。
現在は、と書きましたが、2012年までは、
- 引退したプロ野球選手から採用。
- アマチュアの審判員からスカウトで採用。(大学野球や高校野球など)
- 一般公募による採用。
以上、3ルートが有った様です。
何故、アンパイアスクール経由に一本化されたのでしょう?
それは、「競争を促し、レベルアップを図るため」ってことですね。
この後に書かれているMLBのアンパイア育成制度がと~ってもハードなんですが、日本もそれに倣ったみたい。
では、このアンパイアスクールについてもう少しだけ詳しく見ておきます。
アンパイアスクール
最初に訓練の様子が分かる動画を見てみましょうか。↓30秒の動画です。
選手同様、真剣に野球に向き合っているんですね。
では詳しく見て行きます。
- 2013年スタートしたプロ野球審判育成制度。
- 毎年12月中旬の7日間開催。
グラウンドでの実技指導やホテル会議室での座学が行われます。
受講資格
アンパイアの契約は3種類!
この3種類が有るんですね。次に具体的な違いを簡単にまとめてみます。
- NPB契約・・・1,2軍の試合に出場
- 育成契約・・・2軍の試合に出場
- 研修契約・・・国内の独立リーグで研修
一応、下から上がって行くという、競争原理を意識したシステムになっているんですね。
また、プロ野球選手になったものの、成功しなかった選手の、第2の人生としても選択肢の一つになっている様です。
過去の実績
毎年何人位採用されているのか、気になりますよね。お任せ下さい、調べました。
2015年度 4名
2016年度 3名
2017年度 4名
★アンパイアスクールの定員は65名。
合格率はだいたい6%。狭いですね。
以上の様なアンパイアスクールを卒業し、NPBの審判として成功している人達の給料って、気になりますよね。
ってことで、今回はココも調べました。
プロ野球審判の給料は意外と安かった!
先ずは気になる、審判の給料を一覧表で観てみましょう。
★審判用の用具の購入は自腹で、年間給料の約3割が経費として係る。
★55歳定年で、退職金制度も無い
大変過酷な仕事であるにも関わらず、生涯賃金で言うと、意外と一般サラリーマンの平均か、場合によっては少ないかも知れないですね。
意外と平均的給料のプロ野球審判ですが、では、その仕事内容はどうなっているのでしょう?
今度はココをクローズアップしてみます。
プロ野球審判の仕事って?
ここでは、プロ野球審判の仕事をいくつかの視点から見てみます。
シーズンは?
プロ野球の春季キャンプが2月1日から始まりますが、審判もこれに合わせて各チームに出向きます。
そして、ペナントレースが終わる10月上旬からがシーズンオフです。
1試合の担当人数は?
3月下旬開幕のペナントレースでは、1試合を5人の審判が担当。
自宅、或いは球場近くのホテルから2試合又は3試合通うことになります。
審判のローテーションは?
5人の審判が上記のローテーションで担当を交替していくんですね。
球審を勤めた翌日は控え、というのは恐らく、疲れを取る為でしょう。
で、その翌日から1塁、2塁、3塁の各塁審をローテーションしていきます。
因みに、試合開始の約2時間前には球場入り。そして球場を出るのは、試合終了後の約2時間後だそうです。
ほぼほぼ8時間勤務ですね!
では次に、野球発祥の国と言われる、アメリカMLBのアンパイア制度についても見ておきましょう。
MLBのアンパイア制度はメチャクチャ厳しい?
- 審判学校の生徒150人中、卒業出来るのは約20人
- ルーキーリーグは審判2人制
アメリカには現在、以下の2つの審判学校が有る。
- ジム・エバンズ審判学校(フロリダ州キシミー)
- ハリー・ウェンデルステッド審判学校(フロリダ州オーモンドビーチ)
この2校に毎年約150人の生徒が在籍する。
しかし、卒業出来るのはおよそ20人。とても狭き門の様です。
選ばれた存在、とも言える20人は選手と同じく、ルーキーリーグからアンパイア生活がスタートします。
そして、ルーキーリーグから1A、2A、3A、MLBと昇格していきますが、各ステージで高評価を得られなければ、MLBにはたどり着けない。
ルーキーリーグ→1A→2A→3A→MLB
しかも驚きなのは、ルーキーリーグと1Aでは何と、アンパイアは2人制!
「えっ?2人!?」
って感じですよねぇ。
しかも、そのうちの1人が負傷退場とかになったら、1人で1試合を仕切るのだとか。メチャクチャ大変ですよぉ~・・・。
ストライク・ボールの判定からアウト・セーフ、更には盗塁したらそっちの判定も!本当に出来るのかなぁ。丸で芸当ですよw
こんな制度のMLBアンパイア学校とNPBが提携して交流すれば、日本の審判もかなりレベルアップしますよねぇ。アップしなきゃおかしいし^^
まとめ
いかがでしたか?
プロ野球の審判って、元プロ野球選手やアマチュア審判の優秀な人等が試験か何かでなるのかと思っていました。
今はスクール経由に一本化されているんですね。
では、今回のまとめに入りますね。
- プロ野球審判になるにはアンパイアスクール終了が必須条件
- アンパイアスクールは毎年12月中旬の7日間開催
- 受講資格は高卒以上
- プロ野球審判の最低年俸は350万円
- MLBルーキーリーグの審判は2審制
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今回は以上となります。最後まで御覧頂き有難う御座いました。