こんにちは、Isajiです。
いきなりですが、コレ↓を見てもらえますか。
羊羹の正式な数え方は
「棹(さお)」です。
ひとさお、ふたさお…と数えます(*´ω`)#常盤木羊羹店 #熱海 #鶴吉羊羹 #羊羹 pic.twitter.com/nE6wiTLnOV
— 鶴吉羊羹@熱海常盤木羊羹店 (@tsurukichiyokan) September 16, 2019
これまでいろんな物の数え方を調べてきたのですが、羊羹を「棹」で数えるとは知りませんでした。
ですが、もっと他にも数え方があるんじゃないかって、ふと思ったんですよね。
そこで今回は、羊羹の数え方についてとことん調べてみましたよ。
さらに合わせて、「羊羹」の語源についても解説していきますので、最後までじっくりとご覧くださいね。
この記事でわかること
羊羹の数え方はこの8種類
羊羹を数える単位には、次の8種類があります。
- 〇棹(さお)
- 〇本
- 〇切れ
- 〇個
- 〇箱
- 〇折り
- 〇包み
- 〇籠
では具体的に見ていきますね。
〇棹(さお)
羊羹の数え方といえば、
〇棹 ← コレですよね。
1501年創業のとらやのホームページにも、下のようにあります。
羊羹のように棒状にして作る菓子を「棹物」といい、一棹、二棹と数えます。
引用元:とらや/羊羹の数え方
どうやら羊羹の数え方としてはコレが正しいみたいですね。
棒状だから、同じ棒状の「棹」を単位として使うのかと思いきや、実はそうではないんですよね。
答えはコレ↓
羊羹などを流し固める型箱が、「船」(舟)と呼ばれたため。船には棹が付き物なので、言葉遊びもあってのことでしょう。
引用元:とらや/羊羹の数え方
今でもこんな感じ↓で売られていて、商品名も「羊かん舟」ってなっているんですよ!
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舟に棹が付き物と言われてちょっとわからないって方もいるのでは?
そう思って、イメージしやすいように動画を用意しましたよ↓(最初の8秒をじっくりとご覧ください。)
このように、なが~い棹を使って舟をあやつるところから、羊羹の数え方に使われるようになったんですね。
それでは続いて「本」をみてみましょう。
〇本
切る前の細長い状態のものは、
〇本 ← コレで数えます。
先ほど出てきた、とらやのサイトの商品販売ページを見ても、「〇本」が使われていますので、どうやらこの数え方が一般的みたいですよ。
他にも「〇本」と数えるものがあります↓。
今回は花の数え方の単位について、詳しくまとめてみました。わかりやすい一覧表もあります。桜や梅、バラ、あじさい、チューリップなどの数え方も確認できますよ。また、英語、韓国語、中国語での数え方についても触れています。
〇切れ
上の画像のように、食べやすい大きさに切ったものは、
切れ ← この単位を使います。
〇個
上の「切れ」と同じように、切って小さくなった状態のものは、
〇個 ← この単位も使います。
〇箱
下のように、箱に入った状態のものを数える時は、
〇箱 ← この単位を使います。
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〇折り
箱に入った状態のものを、
〇折り ← こう数えることもあります。
実際にも下のように「菓子折り」という言葉が使われていますね。
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「折り」とは
昔は木を薄く削った板を折って箱を作り、その中へ寿司や菓子を入れていました。
〇包み
下のように竹の皮などに包んだものを、
〇包み ← こう数えることもあります。
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〇籠
下の画像のように、籠に入ったものは、
〇籠(かご) ← こう数えます。
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以上が、羊羹の数え方です。
ではそもそも「羊羹」ってどういう意味なんでしょう?
羊とどんな関係があるのかがとっても気になったので、その辺についても調べてみましたよ。
羊羹の語源も知っちゃおう
羊羹=羊肉のスープ
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これが語源!
ちょっと詳しく解説しますね。
- 羊・・・そのままの意味
- 羹・・・「あつもの」と読む。熱く煮込んだスープの意味
つまり「羊羹」とは「羊の肉を熱く煮込んだスープ」のことで、もともとは中国料理だったんですよ。
これが鎌倉時代に、中国の禅僧から日本の禅宗に伝えられました。
しかし、日本の禅宗では肉料理は禁止されていることから、羊の肉を小豆で代用して作られるようになったんですって。
ところで、羊羹はカットすると「切れ」「個」というように、数え方が変わりましたよね。
そこで次に、形によって数え方が変化するその他のものをご紹介しましょう。
形が変わると数え方が変わるものが他にもあった!
先ずはピザ。
カットする前は「枚」で数えますが、カットすると「ピース」で数えます。
詳しくは下の記事をご覧ください。
今回はピザの数え方を特集します。英語、韓国語、中国語、そして日本語での単位について解説しています。さらに、カットすると数え方が変わる、その他のものについてもご紹介しますよ。
続いて紹介するのは食パン。
このように↓数え方が変わります。
- スライスする前・・・「斤」「本」
- スライス後・・・「枚」
下の記事で詳しく解説しています。
今回は食パンの数え方を調べてみました。「一斤」という数え方が一般的ですが、実はそれだけじゃなかったんですよ!そのすべてを知ってスッキリしちゃってください。
それでは最後にまとめをご覧ください。
まとめ
羊羹を数える単位が8種類もあるとは、調べてみてすっごくビックリしました。
「本」と「個」しか思い浮かばなかったんですよね (^-^;
ではまとめをご覧ください。
- 羊羹の数え方は「〇棹」「〇本」「〇切れ」「〇個」「〇箱」「〇折り」「〇包み」「〇籠」の8種類
- 羊羹の語源は「羊の肉を熱く煮込んだスープ」
- カットすると数え方が変わるものとして他に、ピザや食パンがある
しかし、まさか「羊羹」の語源が「羊肉のスープ」だったとは驚きましたね。
これを知ってた人はすごいと思います。
今回は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。