毎朝出勤前に見ているテレビ番組のお天気コーナーでよく出てくるのが赤坂サカス!
赤坂サカスも気になりますがそもそも赤坂の地名は何が由来なのか、そっちがきになっていました。
そこで今回は赤坂に関する地名の由来や歴史スポット、観光スポットについてリサーチしてみました。赤坂サカスの名前の由来も分りましたよ!
では、先ずは赤坂という地名がどこから来ているのか、この辺りから解説していきますね。
この記事でわかること
赤坂という地名の由来は?
紀州徳川家の屋敷地が由来
赤坂の地名の由来は諸説有りますが中でも最も一般的な説を御紹介しましょう。それは・・・、
という説です。ではこの説をもう少し詳しく見て行きましょう。
徳川家康が江戸に幕府を開く以前の、永禄10年(1567)に開拓が始まるまで、赤坂は山林や畑が広がる閑散とした土地で、人は殆ど住んでいなかった様です。
そしてここからが由来の肝になります。
現在の迎賓館周辺には元々茜(あかね)草が多く生えていたので、「赤根(あかね)山」と呼ばれ、この山を登る坂なので「赤坂」と呼ばれる様になったと言います。
しかし、家康が江戸幕府を開幕すると赤坂の地は紀州徳川家の中屋敷地となりました。それ以降赤坂は紀州徳川家の屋敷へ続く坂と言う事で「紀伊国坂」と呼ばれる様になりました。
その他の説
上記の様な説が最も一般的ですがその他にも染物屋がこの辺りの坂に赤い絹を干ていたから赤坂と呼ぶ様になったという説が有ります。
更にこの地域全体が関東ローム層の赤土で地面が赤かったからとする説まで有ります。因みに地面が赤く見えるのは土に含まれる鉄分の影響ですね。
以上、ここまでが赤坂の地名の由来についての解説でした。
赤坂にはいくつか訪れてみたい歴史スポットや観光スポットが有りますよね。次はそんなスポットを御紹介したいと思います。
赤坂の歴史スポット
迎賓館
現在の迎賓館周辺は元々は紀州徳川家の中屋敷が有りました。明治維新後から迎賓館が建てられるまでの変遷は以下の様になります。
1912年に大正天皇即位後は赤坂離宮と呼ばれる
1974年(昭和49年)3月に現在の迎賓館が完成
尚、迎賓館は外国からの賓客の接遇に支障のない範囲で一般公開を行っている様です。
参観は、事前予約も可能ですが予約無しで当日受付でも参観可能な様ですよ。
ですが外国からの賓客の有無が分かりませんからやはり事前に予約して行く方が安心ですよね。
詳しくはこちらから↓
内閣府 迎賓館赤坂離宮
迎賓館住所
〒107-0051 東京都港区元赤坂2-1-1
旧乃木邸
乃木坂駅から徒歩1分で乃木神社の隣に位置します。毎年9月中旬に内部が公開されています。
乃木将軍自身が設計し明治35年に建てられた洋館がそのまま保存されています。地下階のある特徴的な外観や隣に有るレンガ造りの厩舎跡などを見ることが出来てなかなかの見応えみたいです。
乃木神社の参拝ついでに見ていくのに調度良いみたいです。
住所
〒107-0052 東京都港区赤坂8-11-32
旧乃木邸管理者さんのサイト↓
乃木公園・旧乃木邸
雷電為右衛門の墓
信州大石村生れ。江戸後期の有名な大関。江戸の力士谷風に着いて修行した。相撲の歴史上最大の怪力の持ち主と言われている。
また、勝率9割6分を超す大相撲史上最高の勝率を残す。
住所 〒107-0052 東京都港区赤坂7-6-20(報土寺内)
ここまでは歴史的な視点から赤坂の地名の歴史⇒赤坂歴史スポットと見てきました。
さてここからは現代の赤坂という視点から代表的な観光スポットについていくつか見て行きましょう。
赤坂のおすすめ観光スポット
旅行サイトの観光スポット検索で「赤坂」をキーワードに検索してヒットした中から特に注目度の高い物を3つ御紹介します。
赤坂サカス
旅行サイトの「観光ガイド」検索に「東京 赤坂」と入れて検索するとトップに表示されたのがこの「赤坂サカス」です。
TBSが港区赤坂の土地を再開発した劇場、商業施設等の複合施設ですね。
赤坂サカスの「サカス」は、桜を「咲かす」という意味だそうです、知りませんでした。
また、赤坂に沢山有る坂=坂s(複数形)=『サカス』の意味も有るんですね。
そこで豆知識ですが、赤坂サカスのローマ字表記「AKASAKA-SACAS」を後ろから読むと「SACA・SAKA・SAKA」=「坂・坂・坂」となります。^^/
東京都港区赤坂5丁目3-1~3
赤坂サカス
アークヒルズ
1967年(昭和42年)に始まった都市再開発事業で、高層オフィスビル、ホテル、集合住宅や、コンサートホール、放送局等で構成される複合施設。1986年(昭和61年)に完成。
「ARK」は、赤坂(A; Akasaka)と六本木(R; Roppongi)のつなぎ目(K; knot)を意味しているらしい。そうなんですね。^^
〒107-0052 東京都港区赤坂1-13-1
ARK HILLS
東京ミッドタウン
江戸時代 この地は萩藩毛利家の下屋敷(別荘)でした。
戦後、防衛庁舎として使われていましたが、2000年に防衛庁本庁が市ヶ谷に移転したことから、この街の都市計画が始まり、2007年3月にオープンしました。
ショッピングセンター、オフィスビル、ホテル、美術館、ホール、医療機関、公園等の施設から構成されている。
また高さ248mのミッドタウン・タワーが目印ですね。
〒107-8643 東京都港区赤坂9-7-4
TOKYO MIDTOWN
まだまだ有る!江戸由来の地名コレクション
東京には今回の赤坂の様に江戸時代から今に伝わる地名が数多く残されています。
その中からいくつかをここで御紹介します。
- 御茶ノ水(千代田区神田)
徳川家の御茶を点てる為の湧き水を献上していた寺が有った事が由来。2代将軍秀忠が鷹狩りの途中立ち寄った寺の湧き水をたいそう褒めたとの逸話が有る。
詳しくはココを御覧下さいネ↓
御茶ノ水の由来を知ろう! 地名に隠された歴史とは?
- 半蔵門(千代田区)
忍者として有名な(実際は武将)服部半蔵やその部下が護衛した門で有る事が由来。家康の伊賀超えをサポートした功績が有名。
半蔵門の由来に関してはコチラを御覧下さい。↓
半蔵門の由来は象?地名に残された江戸の歴史とはっ! - 馬喰町(中央区日本橋)
博労(ばくろう)が多く住んでいたことが由来。その後馬喰と言う様になった。関ケ原の戦いの前に家康がこの地である事を行っている。
詳細はこちらを御覧下さい。↓
馬喰町の読み方は?東京の地名にまつわる江戸歴史ばなし
まとめ
いかがでしたか?
個人的には赤坂サカスを後ろから読むと「坂・坂・坂」になる、というのには思わずクスッとしてしまいました^^;
では今回の内容をおさらいしてみましょう。
- 赤坂の地名の由来は「あかね山を登る坂」が通説
- 染物屋が赤い絹を干していたから、赤土だったから等の説も有る
- 赤坂の歴史スポットとして迎賓館が、観光スポットとして赤坂サカスが有名
赤坂サカス、行ってみたいなあw
今回は以上となります。最後まで御覧頂き有難う御座いました。
★参考サイト★
・港区HP
https://www.city.minato.tokyo.jp/kouhou/kuse/gaiyo/chimerekishi/01.html
・赤坂の「今」をお伝えするサイト 赤坂広報室
http://akasaka-tokyo.jp/history/shrines-temples/