こんにちは、Isajiです。
↑これは私が先日入職した新人スタッフに掛けた言葉です。
ところが、自分で言っていながら恥ずかしいのですが、「精を出す」の意味をあまりよく理解していなかったんですよね・・・。
それで、ちょうど良い機会なので「精を出す」の意味をしっかりと調べてみることにしました。
そしてさらに、その語源や例文、類義語と対義語、英語での表現(発音音声あり)についてもご紹介します。
それでは最後までじっくりとご覧ください。
この記事でわかること
「精を出す」の意味を確認しましょう
「精(せい)を出す」には、
以上のような意味があります。
主に勉強や仕事などを頑張っている人に対して使われる言葉ですね。
使い方の例文は、次の章でご紹介しますね。
それでは続いて、「精を出す」の語源について触れていきますね。
「精を出す」の語源は?
「精を出す」という言葉がいつ頃、何がきっかけで使われ始めたのかは、残念ながらわかりませんでした。
ということで、ここからは私の推測です (^^)/
先ず「精」の字を分解して、それぞれの意味を調べてみました。
- 米・・・お米
- 青・・・すみきった青
すると、それぞれ上のような意味があることがわかったんですよ。
つまり「精」の字は、
きれいにすみきった心
を意味する言葉なんです。
ですから「精を出す」は、
ということを表現する言葉として使われるようになったのではないでしょうか。
こう考えると、その語源が納得できる気がしてきました。
意味と語源については以上です。
それでは続いて、その使い方を例文を使って確認していきますね。
「精を出す」の例文を見てみよう
とにかく一所懸命に何かに取り組んでいる様子を言いたい時に使う言葉ですので、身近な出来事から次の様な例文を考えてみました。
- 久しぶりに晴れたので、今日は朝から洗車に精を出した
- 新人理学療法士の日下部君は、毎朝一番に出勤して勉強に精を出している
- 「日下部君、毎朝勉強に精が出るねえ。関心するよ。」
- 婚活に精を出しているものの、50歳を過ぎてからはなかなか良い話が舞い込んでこない・・・
- 老後資金を蓄えようと、ブログ記事作成に精を出す
一つの事に集中している様子を言いたい時にぜひ使ってみてくださいね。
意味や使い方がわかったところで、次に類義語と対義語を調べてみました。
「精を出す」の類義語と対義語は?
先ずは同じような意味を持つ言葉からご紹介しますね。
類義語
- 勤しむ(いそしむ)・・・ものごとに熱心に励む
- 汗を流す・・・必死で働くこと
- 骨を折る・・・一生懸命難題に取り組むこと
★「骨を折る」にはそのままの意味(骨折する)もあります。
続いて対義語です。
対義語
気合を入れて真剣に取り組まない様子を表わす言葉として、次のような言い方があります。
- 怠(なま)ける・・・するべきことをしない、働かない
- 無精(ぶしょう)・・・面倒くさがってやるべきことをやらないこと
- 横着する・・・少しでも楽をして物事をすませようとすること
類義語、対義語のご紹介は以上です。
それでは次に、「精を出す」の英語表現をみてみましょう。
「精を出す」を英語で言うと?
「精を出す」の英語表現としては、次のような言い方があります。
★work hard・・・熱心に働く
★with a lot of effort・・・多くの努力で
★put on steam・・・勢いを増す
それでは最後に全体のポイントをおさらいしておきましょう。
まとめ
「精を出す」ことが最近少なくて久しぶりに使ったのですが、意味をきっちりと意識して使っていきたいと思いましたね。
それではまとめです。
- 「精を出す」とは、「物事に精いっぱい取り組む」という意味
- 語源ははっきりしないが、「心の中のすみきった部分を外に出す」=「とにかく必死で頑張る」ということを表現した言葉ではないか
- 「精を出す」の類義語は「勤しむ(いそしむ)」「汗を流す」「骨を折る」など
- 対義語は「怠(なま)ける」「無精(ぶしょう)する」「横着する」など
- 「精を出す」を英語で言うと「work hard」「with a lot of effort」「put on steam」などがある
ではこの後も、皆さんのお役に立てる記事作りに精をだしたいと思います (^^♪
今回は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。