こんにちは、Isajiです。
今回のテーマは「焼肉とバーベキューの違い」にしました。なぜこのテーマにしたのかというと、以前テレビでバーベキューを特集していた時にふと思ったからなんですよ。
「そう言えば焼肉もバーベキューも肉や野菜を焼いて食べるよなぁ、何が違うんだろう?」
って。
屋内か屋外かの違い、くらいしか思いつかなかったので、早速詳しく調べてみました。
するとおもしろい話をガッツリと知ることができました。
ってことで今回は、焼肉とバーベキューの違いについて、その歴史も含め徹底解説しますよ!さらにその他の、似ているけど呼び方が違う料理も3パターン紹介しますので合わせてぜひご覧ください。
では、先ずは焼肉とバーベキューの違いからいきますね。
この記事でわかること
焼肉とバーベキューって何が違うの?
焼肉とバーベキューは何が違うのでしょうか?先ずは答えから見てみましょう!
- 焼肉・・・調理しながら食べる
- バーベキュー・・・調理してから食べる
これが答えです。ではもう少し詳しく見てみましょう。
焼肉の意味や歴史は?
先ず、焼肉について深掘りしてみますね。
焼肉の意味は?
焼肉は調理をしながら、つまり焼きながら食べます。まぁ当たり前ですよね。ちなみに調理の意味は、
食材を加工(切る、煮る、焼く、味付けするなど)して、食べやすく調えること
ってことです。つまり、焼肉は肉を食べやすく加工しながら食べている、ってことなんですよ!
なぜこうなったのかは、焼肉が日本で食べられるようになった歴史を知ると理解しやすいと思います。
焼肉の歴史って?
日本で肉食が本格的に解禁されたのは明治以降とされています。しかし、焼肉はなかなか流行らず、すき焼きや西洋の料理(ステーキ、カレーライス、ハッシュドビーフなど)が主でした。
では、焼肉はどのようにして広まったのでしょう?それは、戦後に在日朝鮮人がはじめた屋台だったそうです。
日本人が食べずに捨てていた牛や豚の内臓(ホルモン)を直火で焼いて食べさせる、ホルモン焼きの屋台がルーツなんです。
このホルモン焼きにロースやカルビなどの他の食材も加わり、今の焼き肉になりました。
また、焼きながら食べるのは、日本人が昔から好んでいる、鍋が影響しているとされています。確かに、鍋も調理しながら食べていますよね。
では、対するバーベキューはどうなのでしょう?ってことで、次はバーベキューについて見てみましょう。
バーベキューの意味や歴史は?
同じようにバーベキューについても見てみます。
バーベキューの意味は?
バーベキューは調理してから食べるのが本来の形なんですよ!知ってました?屋外でする焼肉をバーベキューだと思ってる人、結構いるみたいですよ!
ま、おいしく食べられればどっちでも良いのですが、バーベキューの本当の意味を知れば、さらにおいしく食べられるんじゃないでしょうか?
現在、我々がイメージするバーベキューは、屋外で肉や野菜を焼きながら食べるスタイルですよね!
しかし、本当のバーベキューは焼いた肉をお皿に盛り付けして、料理として、皆でテーブルを囲んで食べる、という形だったんです。
このような食べ方がどのようにして生まれたのか、ここを次に見てみます。
バーベキューの歴史は?
語源は「丸焼き」という意味のスペイン語「barbacoa(バルバコア)」からきています。つまり、もともとは丸焼き料理だったんですねぇ!
バーベキュー自体はアメリカ南部発祥で、牛や豚の、硬くておいしくない部分を、出来るだけおいしく食べるための工夫から生まれた食べ方なんだとか。
本格的なバーベキューは、調理が完成するまでに約13時間もかかります!アメリカの植民地時代には主に黒人奴隷が行っていました。
大量の匂いと煙が発生するので、ほとんどの場合、屋外でされていました。ここでピンときますよね!そうなんです、
ってことだったんです。
しかも、肉の丸焼きは量が半端じゃないです。1家族では食べられません。ってことで、近所の人も集めて、大勢でワイワイしながら、焼いた肉を食べるスタイルが生まれました。
その後、キャンプ場や川辺、海岸や公園などで行うのが一般的となっていったんです。この時点で、日本に伝わったのでしょうか、日本では焼肉パーティーとバーベキューが混同して、あるいはほぼ同じ意味で使われていますね。
まぁ、言葉は生きていますから、はじまった時と現在の意味が違っていても良いっちゃ良いんですが、語源や歴史を知ると、バーベキューの時にちょっと自慢出来ますよ!^^
さて、以上で焼肉とバーベキューの違いについての解説は終わりになります。両者の違いを知ると、他にも似た様な料理で、名前の違うものがあるなぁって気付いたんですよね。
そこで、次の章では、名前は違うのに似ている料理さんたちをいくつかみてみましょう。
その他の似た物同士の食べ物たち
ここでは次の3つのパターンを紹介します。
- ピラフとチャーハン
- ラーメンと中華そば
- たこ焼きと明石焼き
ピラフとチャーハン
- ピラフ・・・生のお米を具材を入れて炊く
- チャーハン・・・炊いたご飯を具材と共に炒める
この2つの違いは「焼くか炊くか」ってことですね!ピラフはお米にバターやスープで下味を付けてから、具材と一緒に炊飯器で炊く。これに対し、チャーハンは炊けた御飯に具材を加えて焼く、ってことです。
ちなみに、チャーハンとピラフのルーツを調べてみたら、どちらも同じでした。2つともインド料理の「プラーカ」がルーツとされています。
プラーカがヨーロッパに伝わってピラフに、一方、中国から日本に伝わってチャーハンという料理に変化しました。
次はチャーハンと一緒に食べたくなるラーメンと中華そばを調べてみました。
ラーメンと中華そば
基本的には同じ
これはどちらも基本的には同じでした。「基本的には」というからには、どこかが違うのか?
ここはとことん知りたい!ってことでさらに頑張ってみました。で、やっと分かったんです、何が違うのか!
もともとは中国から引き揚げてきた人達が、手軽に作れる中国の麺料理ってことで、日本のそばと区別するために「中華そば」や「支那そば」と呼んでいたんです。
そして、昭和33年に日清食品が「チキンラーメン」を発売すると、ラーメンという言葉が一気に広まりました。
いやはや、もともとは商品名に過ぎなかったものが、一つの料理を指すようになったとは意外でした!
では、最後の似たもの料理は、たこ焼きと明石焼き。これは、私が大阪に行った時に感じた疑問です。違いが分かりませんでした。
たこ焼きと明石焼き
- たこ焼き・・・生地は小麦粉だけ。具はタコやネギ、紅しょうがなど。
- 明石焼き・・・生地は玉子が主。具はタコのみ。
大阪に行った時に明石焼きを食べたのですが、たこ焼きをだしに付けて食べる、って思ってました。今回調べてみて、結構違うことを知りました!
基本的には上で書いた通りなのですが、決定的な違いはやはり食べ方ですよね。たこ焼きはたれをかけて、青のりをふりかけて食べる。それに対し、明石焼きは冷たいだしに付けて食べますもんね。
具がタコだけの明石焼きの方を、たこ焼きって呼びたくなるのは私だけでしょうか?^^
では、次の章で今回の内容をまとめてみます。
まとめ
いかがでした?焼肉とバーベキューの違いは分かりましたでしょうか?今では恐らく「屋内か屋外か」の違い、ってくらいにしか感じてないと思いますが、実は全く違っていたんですね!
- 調理しながら食べるのが焼肉
- 調理してから食べるのがバーベキュー
- バーベキューの語源はスペイン語の「丸焼き」を意味する「バルバコア」
- 具材と一緒に米を炊くのがピラフで、具材と一緒にご飯を炒めるのがチャーハン
- ラーメンと中華そばは同じ
- 具がタコだけなのが明石焼き
他にも同じように見えて呼び方の違う料理は沢山ありそうですね。今後も気になったらドシドシ調べていきます!
今回は以上となります。最後まで御覧頂き有難う御座いました。