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富士山頂上の所有者は?山頂の所有権論争の歴史が面白い!

投稿日:2018年7月13日 更新日:

こんにちは。Isajiです。ご訪問ありがとうございます。

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私は雑学や豆知識調べが大好きで、雑学を集めた本まで買っていろいろと調べています。

今回はその本の中から見付けた情報を詳しく調べてみました。それは、富士山の頂上の所有者についてです。

富士山の頂上って静岡県と山梨県のどっちの所有なのでしょうか?

ってことで、今回は富士山の頂上の所有者について詳しく調べてみました。

また、合わせて富士山の山頂所有権をめぐる論争の歴史や、本当の富士山の頂上の位置についての情報もご紹介していきますので、最後までじっくりとご覧ください。

では、初めは富士山の頂上の所有者に関する真実からみていきます。

富士山頂上の所有者は神社!?

先ずは、富士山の頂上の所有者を知っておきましょう。富士山の頂上の所有者は次のように決められています。

  • 八合九勺(3,360m)から上は富士山本宮浅間大社が所有。

「浅間大社のものってどういうこと?」って感じですよね。私は、静岡県なのか山梨県なのかどちらかだろうと思っていました。富士山のテッペンに神社があることもまったく知らなかったので、びっくりでした!

では、なぜこんなことになっているのでしょうか?それにはすごくおもしろい話が隠されていました。

ってことで次は、富士山の頂上の所有を巡る歴史についてご説明しますね。

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富士山の頂上をめぐる論争の歴史を知ろう!

富士山の頂上の所有権を巡っては、昔からいろいろと論争があったみたいです。

まぁ、日本一の高さを誇る富士山ですから、「その頂上を自分のモノにしたいという願望はあるんだろうなぁ」って思っていました。しかし、実は争いの種はそこじゃなかったんですよ!

ってことで、先ずは頂上をめぐる論争の「本当の理由」から見てみましょう。

富士山の頂上をめぐる論争の種は?

そもそもなぜ富士山頂上の所有権争いが生じてきたのでしょうか?私はその理由を知って「そんなことで!?」ってびっくりしました・・・。

本当の理由ってのは・・・

  • お金の問題

だったんです。

江戸時代、富士山の入山料やおさい銭の所有権をめぐってたびたび争いが起きていたようです。

信仰の対象である富士山頂上の所有権を、お金のことで争うなんてバチ当たりな気がするのは私だけでしょうか?

ここで、ちょっと寄り道にそれますが、人々が富士山の頂上でおさい銭を出す意味を知るために、富士山がどうして信仰の対象なのかについて知っておきましょう。

<富士山はどうして信仰の対象なの?>
富士山の噴火は神様(コノハナノサクヤビメ)の怒りの表れと考えられ、この怒りを鎮めるために祀る(まつる)ようになった。

このことがきっかけで富士山信仰が始まったんですね。

そこで、次にこれまでの富士山の頂上をめぐる所有権争いの歴史を、江戸時代と明治以降に分けて見ていきます。

江戸時代の論争

先ずは、もともとの富士山頂上の持ち主は誰だったのかについてです。

  • 徳川家康が所有していた

のだそうです。さすがは家康公ですよねぇ。富士山まで所有していたとはアッパレ!今のように法律があるわけでもないので、「富士山はおれのものだ!」って宣言すれば誰も文句は言えないですから、既成事実的な所有でしょうね。

そして、1609年に家康公から浅間大社に寄進されました。

しかしその後も江戸時代を通じていくつかの争いがあったようですので、そのなかからいくつかを見ておきましょう。

  • 1703年・・・入山料をめぐる争い。
    須走村が浅間大社を寺社奉行所に訴える。
  • 1772年・・・山頂の支配権をめぐる争い。
    須走村が浅間大社を勘定奉行・町奉行・寺社奉行に訴える。
  • 1779年・・・幕府が富士山頂を浅間大社の境内地として正式に決定。

調べられたのは以上ですが、これ以外にも記録に残らない争いはあったでしょう。

その争いのもとは「おさい銭」「入山料」「山小屋経営権」の所有権だったようですよ!これらがかなりの金額になったようで、所有権ってやはり必要だったんですね。

ちなみに「おさい銭の所有権争い」って、火口にさい銭を投げ入れる風習があって、それを拾う権利をめぐる争いだったそうですが、火口に拾いに行くって、その状況が想像できないです・・・。

明治以降の所有権の変遷

さて、今度は明治以降の富士山頂の所有権争いの流れです。

  • 現在は浅間大社の所有

と決められています。では、ここに至る流れを見ておきましょう。

  • 1871年・・・明治新政府が国有化。
  • 1974年・・・最高裁判決で浅間大社のものと決定。
  • 2004年・・・財務省が浅間大社に無償譲与する形で正式にもとの持ち主に戻される。

富士山はみんなのものだと思っていましたが、山頂だけは私有地だったんですね。しかも、正式に落ち着いたのは2004年だったなんて、まったく知らなかったので、何だか恥ずかしかったです。

2013年に世界文化遺産に登録された富士山。登録理由の一つは「富士山信仰」ですが、そのお陰で頂上の所有権をめぐって論争が繰り返されていたんですね。

でも、最終的には家康公が認めた形に落ち着いて良かったと思います。

ところでこの富士山の高さって3,776mですよね!この計測地点って具体的にはどこか知ってますか?

お次はそんなお話です。

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本当の頂上を知ろう!

富士山に登ると(私はまだ行ったことがないのですが・・・)頂上には記念碑があります。しかし・・・

  • 記念碑の場所は計測地点じゃない

ってことなんですよ。「えっ!?」ってなりますよね。私も最初にこれを知った時、「それじゃぁ、記念碑とは言えないじゃん!」って思いました。

こちらが記念碑↓

しかし、実際の計測地点は次の動画の画面左下に、最初の1秒だけチラッと映っている、さい銭がのせられている岩なんだそうです。最初の1秒をしっかりとご覧ください。

ここでは紹介出来ませんが、詳しい画像を見るとこの岩の先っちょには赤いマーカーが付けられています。上の動画でも静止してよく観ると映っていますよ。

実はこの赤いマーカー部分が標高の計測点なんだそうですよ。

現地に行くとそんな説明書きでもあるのでしょうか?行ってみたい気持ちが強くなってきました。

足が動くうちに絶対に山頂に行くぞ!^^v

では、最後に、今回の内容をふりかえっておきましょう。

まとめ

いかがでした?富士山の頂上がまさか私有地だったとは今年最大の「マイビッグニュース」でした。知ってた人っているのかなぁ?

  1. 富士山頂(3,360m以上)は浅間大社の私有地。
  2. 富士山頂はもともとは家康公が所有していた。
  3. 山頂のさい銭の所有権をめぐる争いが絶えなかった。
  4. 本当の頂上は記念碑ではなくてただの岩。

富士山にはまだ一度も登ったことがないんですが、勤務先の病院の患者さんで、登山が趣味の方がみえまして、「絶対に一度は登った方が良いよ!」って言われてます。

今回いろいろと知ったことで、いつか絶対に昇りたいってますます強く思いましたね。

今回は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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プロフィール

         Isaji

信長で有名(?)な岐阜市の病院に勤務するアラフィフです。 元々は国税専門官なんていうお堅い仕事をしていたこともあります。

時代劇が大好きです。マジックも大好きで、マジックグッズのコレクションが趣味です。

また、’08年と’10年 にNHKワンポイント介護という番組に15回出演させて貰いました。

毎日を少しでもお得に、そして楽しく過ごすための情報を求めて街を探索することが、休日の日課になっています (^^)v

 

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