こんにちは、Isajiです。
七五三の記事をいくつか書いていて、満年齢でやるのか数え年でやるのかどっちなんだろう、って思ったんですよね。
子供の無事な成長に感謝し、今後の長寿を祈るお祝いですから、決まりがあるのならそれを守りたいものです。
そこで今回は、七五三のお祝いは数え年でやるのか満年齢でやるのかについて調べてみました。
さらに合わせて、「3、5、7」という数字の由来についても気になったので、しっかりと調べてみました。その結果、子供を思う親の深い愛情が見えてきましたよ。
こちらもぜひご覧くださいね。
では、最初に「七五三は数え年か満年齢か」について見てみましょう。
この記事でわかること
七五三は数え年?それとも満年齢?
七五三のお参りは、数え年でやるのか満年齢でやるのかって迷いませんか?結論から言うと、
- どちらでも良い
ってことなんです!
七五三は元来、数え年でおこなうものでしたが、これは明治35年に「年齢計算に関する法律」が出るまで、年齢を数え年で計算していたことによるものなんですよね。
「年齢計算に関する法律」が出されてからは、誕生日が来てから年を取るということになり、最近では満年齢でおこなうことが多くなってきています。
ですが、どちらでも良いと言われると逆に迷ってしまいますよね。
そこで私の知人数人に、どちらで七五三をしたかをきいてみたところ、主に次のような回答になりました。
具体例があると決めやすいかなぁと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
- パターン① 子どもが1人の場合
- パターン② 子どもが2人以上の場合
- パターン➂ 慣習を大切にしているご家庭
慣習にならい、数え年でおこなう
一度で済ませられるように、数え年と満年齢を組み合わせる
慣習通り数え年でおこなう
これら以外にも地域によって時期が決まっている所もあって、それに合わせるという家庭もありましたね。
子どもさんから「〇〇君のところはお祝いしたのに、うちはいつやるの?」
なんて言われないように、地域の情報にも注意しておいた方が良いかも知れませんね。
数え年か満年齢かは以上のことを参考に決めてもらえれば良いのですが、ちょっと分かりにくいのが、早生まれの子供の場合はいつお祝いをすれば良いのかということではないでしょうか?
そこで次に、そのことについて触れていきたいと思います。
早生まれの七五三のお祝いはいつすれば良いの?
上で見てきたのは早生まれじゃない場合の考え方なのですが、子供が早生まれの場合、これまた悩んでしまいませんか?
早生まれの場合でも、
- 数え年でも満年齢でもどちらでも良い
ってことのようです。
ですのでここでも、私の周囲の人の体験談や意見をまとめてみることにしました。
- 3歳のお祝い・・・満年齢
- 5歳のお祝い・・・どちらでも
- 7歳のお祝い・・・数え年
主な意見はこのようになりましたね。
もうちょっと詳しく見てみましょう。
3歳のお祝い(男女)
数え年で3歳ってことは、満年齢では11月15日時点で2歳8ヶ月~2歳10ヶ月ですよね。
子供によってはまだおむつが取れてなかったりします。そうすると晴れ着を着せるのも大変になりますし、体が小さいと晴れ着を着せるのがかわいそうになります。
ですから、早生まれの子供の3歳のお祝いは、満年齢ですることが多いようですよ。
ツイッターで参考になるツイートを見付けました。やはり、半数が満年齢でしてるんですね。
七五三アンケート!
娘は早生まれの現在2歳。七五三は2歳の後半か3歳の後半の二択あります。でも早撮りとかは夏くらいから始まりますから、そう考えると今年じゃ早すぎるので私は来年にしようと思いましたが、義両親は初孫だから楽しみにしてるだろうし悩み中。経験談、もしくは意見お願いします。— かずえ (@RGdzdsSyqxwSJDl) 2018年5月14日
5歳のお祝い(男の子)
5歳の七五三は男の子ですが、早生まれだと4歳と数ヶ月ですね。
おとなしい子供なら数え年でも大丈夫そうですが、わんぱく君だと祈祷中や写真撮影などでなかなかじっとしていられません。
ですから、わんぱく君の5歳のお祝いは、翌年に少しはおとなしくなっていることを期待して、もう1年待って満年齢でするのがよいみたいですよ。
ちなみに私の場合はおとなしかったので数え年の5歳でやりました。^^v
7歳のお祝い(女の子)
7歳だと小学生になってますよね。すると学校で同級生と七五三の話をする時に、自分だけしていないと話に入れなくなります。
そうしたことを避けるために、7歳は数え年で、同級生と同じ時期にやるのが良いでしょう。子供が仲間外れにされないように、ってのも時期を決める重要なポイントです。
このように、七五三をするのに、数え年なのか満年齢なのかや、早生まれはどうするのかなどいろいろと悩むものですが、ではそもそも七五三の年齢ってなぜ3歳、5歳、7歳なのでしょう?
気になりませんか?
そこで次は七五三の年齢の由来について、調べてみることにしました。
七五三の年齢の由来は?
7歳、5歳、3歳の由来は、
- 中国の「陰陽五行説」
にあります。
陰陽五行説では数字と方角が深く関係していて、3、5、7にはそれぞれ次のような意味があります。
数字 | 方角 |
3 | 東 |
5 | 真ん中 |
7 | 西 |
つまりこれって、東から昇って、真ん中(頂点)を通って西に沈む太陽の動きですよね!
そう、七五三の3、5、7の数字には太陽のような強い生命力にあやかって、健康に長生きしてほしい、という親の気持ちが込められているんです。
さらに陰陽五行説では、奇数は縁起が良い数字とされていることも3、5、7という数字の由来になっています。
また今と違って、明治時代までは乳幼児の死亡率が高く、ある資料によると明治時代に成人まで生きられる人の割合は30%だったと言います。
子供の無事な成長を願う親の気持ちもあって、七五三という慣習が受け継がれてきたのでしょうね。
こうしたことを知ると、七五三をするのにも気持ちが違ってきませか?神社での祈祷や家族写真、お食事会がすごくありがたく感じてきました。
では、最後に今回の記事をまとめておきたいと思います。
まとめ
七五三のお祝いを数え年でやるのか満年齢でやるのかって、意外と迷いますよね。どっちが良いとかはないので、ご家族で話し合って決めていかれると良いと思います。
- 七五三は数え年が慣習だが、満年齢でも大丈夫。
兄弟姉妹の年齢や地域の慣例、家の習慣などを考えて決めましょう - 早生まれの子供の場合、3歳は満年齢、5歳は数え年でも満年齢でも可(子供の性格を考慮)、7歳は満年齢が良さそう。
- 3、5、7の数字は中国の「陰陽五行説」に由来していて、太陽の力強い生命力にあやかって子供が無事に成長するようにという、親の深い愛情が込められている。
今回、3、5、7の数字の意味が知れて、非常にスッキリしました。太陽の動きを表していたんですね!
私ももし子供を授かることができたら、太陽のようにいつまでも長生きしてほしいって願いながら七五三のお祝いをしたいと思います。
今回は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。