こんにちは、Isajiです。
今回は、私の知人女性のdekkaさんが、離乳食のおかゆについてお届けします。
みなさんこんにちは、dekkaです。ここからは、元看護師の私がお伝えしますね。
赤ちゃんを育てるのは楽しいだろうなぁ・・・。だっこして、授乳して、あやして♪笑顔あふれる幸せな毎日・・・。
私も、そんな幸せに満ちた育児生活を想像していました。
ですが現実はなにかと大変(^-^;
そして、「やっと慣れてきたな~!」と思った頃に始まるのが、そう「離乳食」ですよね。
両親学級でなんとなくは習ったけれど、全然覚えてなくて焦った経験が私にもあります。
そこで今回は、「離乳食」の中でも基本となるおかゆは、いつから始めればよいのか、そしていつまで続ければよいのかについてご紹介していきますね。
さらに合わせて、離乳食のおかゆの進め方や、私のマル秘テクニックなどもお伝えしていきます。
これから離乳食をどうやってはじめよう?と悩んでいるお母さん、お父さんたち必見!ぜひ、今後の参考にしてみてください!
なお今回は、私が実際に使っていた『離乳食新百科 2011年05月刊』をもとにご紹介していきます!
『離乳食新百科』
発行元:ベネッセコーポレーション
発行形態:ムックその他
刊行:不定期
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では順番に見ていきましょう。
この記事でわかること
離乳食のおかゆはいつから?その目安は?
離乳食を始める時期の目安は、生後5か月~6か月頃から と言われています。
また、消化が良くて、食物アレルギーの心配が少ない10倍粥から始めるのが良いですよ。
けれど、「5か月からなの?それとも6か月からなの?実際はどっちなの?」ってよくわからないですよね。
実は、離乳食を始めるためには、いくつかの条件があるんです。
【離乳食スタートのOKサイン】
- 日中の授乳リズムが規則正しい。
- 首や腰がしっかりとすわってきている(支えた状態で短時間座ることができれば大丈夫)。
- 以前より、よだれの量が増えた(消化機能が発達してくると、よだれが増えてきますが個人差もあります)。
- パパやママが食事をしているところをじーっと見ていたり、一緒に口を動かしていたりするなど、食べることに興味を示している。
- 離乳食用のスプーンを嫌がらない。
大事なのは、月齢を優先して進めるのではなく、赤ちゃんの成長や発達の具合をよく見ることです。
赤ちゃんの準備がまだなのに、お母さんやお父さんが焦って離乳食を始めても、食べるのを嫌がったりして、なかなかうまく進められない!なんてことにも。
赤ちゃんが食べられる準備がしっかりできてから、離乳食を開始するようにしましょう。そのためにも、次のことを頭に入れておきましょう。
そもそも、離乳食の目的は、生後5・6か月頃から1歳6か月頃までの1年の間に、大人の食事に近いものが食べられるようにすることです。
ですから、焦る必要なんてどこにもないんです。
ゆっくりと時間をかけて進めるのが、お母さんやお父さんにとっても赤ちゃんにとってもストレスなくできるポイントと言えそうですね。
赤ちゃんの「食べたい!」「おいしい!」の気持ちを引き出せるように、楽しく離乳食が進められるようにかかわっていきましょう。
以上が、離乳食のおかゆを始める時期やその目安についての解説になります。
では続いて、実際に離乳食を進めるにあたっての、月齢別の目安について触れていきますね。
離乳食のおかゆの進め方って目安はあるの?
離乳食が進んでいくと、赤ちゃんの様子に合わせてになりますが、おかゆの形状をだんだんと変えていくことになります。
そこでここでは、離乳食の段階を大きく次の4つに分けて、離乳食のおかゆの進め方をご紹介していきますね。
- 初期:生後5~6か月
- 中期:生後7~8か月
- 後期:生後9~11か月
- 完了期:生後1歳~1歳6か月
なお、これはあくまでも目安なので、赤ちゃんの状態や好みなどに合わせて、進めるようにしましょう。
では順番に見ていきますね。
初期:生後5~6か月
初めは、とろとろのペースト状のもの(米1:水10の割合で炊いた10倍粥を、さらにすり鉢などで滑らかになるまですりつぶしたもの)を小さじ1杯ほど与えます。
そして、2日目に小さじ2杯、3日目に小さじ3杯と量を増やしていきます。
食べることが初めての赤ちゃんは、飲み込みやすいように、滑らかにします。赤ちゃんが食べることに慣れてきたら、少しずつ粒の形を残していきましょう。
離乳食を開始して、1か月を過ぎたら、1日2回の「2回食」を始めます。
中期:生後7~8か月
米1:水7の割合で炊いた7倍粥から、赤ちゃんの飲み込み具合をよく見て、米1:水6の6倍粥へと進めていきましょう。
固さの目安は、上あごと下あごを使って簡単にすりつぶせる、絹ごし豆腐くらいと言われています。
おかゆは、7倍粥から始め、慣れてきたら徐々に水分の量を減らして固さの調整をしていきます。
後期:生後9~11か月
この時期のおかゆは、米1:水5の割合で炊いた5倍粥が基本になります。
また、食べ物を丸呑みしてしまわないように、口をよく動かしてモグモグできる固さと大きさのものを、用意するのがポイントです。
見た目としては、だいぶお米の形がわかるようになってきましたよね。この頃より、食事も1日3回になりますよ。
完了期:生後1歳~1歳6か月
完了期は、米1:水2の割合で炊いた軟飯が基本ですね。
この頃になると、卒乳をする赤ちゃんも増え、離乳食からしっかりと栄養を取れるようになりますよ。これは、奥の歯ぐきでしっかりと食べ物を噛めるようになり、咀嚼(そしゃく)の基本ができるようになるからなんです。
大人用よりも、少しベチャッとしたご飯になりますね。
ちなみに我が子は、あまり軟飯の口触りが好きではなく、食が進みませんでした。ならばと、大人用を少し柔らかくした程度のごはんを出したところ、しっかりと咀嚼して食べることができました。
「好みに合わせることで、すんなり食べてくれるものなんだなぁ」と実感しましたし、食べてくれて本当にうれしかったです♪
離乳食のおかゆはいつまで?やめる目安は?
離乳食の完了期は、生後1歳~1歳6か月頃といわれています。
そして、離乳食のおかゆをやめる目安としては、
- 軟飯をしっかりと咀嚼できていること
- つかえたりせずに飲み込めていること
が第一です。
赤ちゃんによっては、咀嚼や飲み込みが難しかったりして、月齢の目安となるおかゆの形態と異なる子もいます。
赤ちゃんそれぞれの成長発達や好みによるので、「この時期になったらおしまい!」と決まってはいません。
また、赤ちゃんによっては、大人の食べるごはんだと、かえって食が進まない、なんてこともあるので、そこは気長に赤ちゃんのペースに合わせるのがよいと思います。
ではここで、この章の内容をまとめておきますね。
離乳食のおかゆの進め方まとめ
イメージしやすいように、イラストでまとめてみましたよ。
赤ちゃんの好みによって、あまり食べない形態も出てくるかもしれません。そんな時には、無理に月齢に合わせた硬さにせず、赤ちゃんの好むものに戻してもいいと思います。
一進一退ではありますが、少しずつ食事形態は大人に近づいていくので、焦ることなく「これはまだ苦手なんだな~」くらいの気持ちでいると、心に余裕ができますよ。
では続いて私の育児経験から、とっておきのテクニックをご紹介しようと思います。
頑張り過ぎないためのマル秘テクニック公開!
「赤ちゃんには、ちゃんと手作りで毎食離乳食を作ってあげたい。」って思うママさんやパパさんも多いでしょう。それはそれで、とっても素敵なことです。
でも、毎食頑張って作っても、あまり食べてくれなかったり、少量の離乳食を毎食手作りするなんて、手間がかかったりして大変だと感じることもあります。
特に私の場合は、頑張って「これは自信作!」なんて気合が入っている時に限って食べが悪い、なんて残念な日もあったりすると、赤ちゃんは悪くないけど、落ち込んでしまうなんてこともありました。
そんな私は、なるべく手作りはしていましたが、市販のベビーフードも併用していましたよ。
頑張りすぎて疲れないためにも、市販のベビーフードはとてもありがたい存在でしたね。特に離乳食初期の段階では、食べる量も本当に少ないので、作るよりも手間がかからないのも魅力でした。
私が一番お世話になったベビーフードを、ご紹介しますね。
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これは、国産コシヒカリを使用していて、お湯で溶くだけで出来上がるので、とっても助かってました。
その他にも、ニンジンやほうれん草などのフリーズドライにされたものも販売されているんですよ。
手作りしつつ、こういった市販のものも併用することで、離乳食を進めていくのもアリなんじゃないかなと、私は思っています。
では最後に今回の記事をまとめてみますね。
まとめ
赤ちゃんの成長は、ママやパパにとってはとっても嬉しいことですよね!
おいしそうに、でもちょっと必死な顔をしながら、口の周りはどろどろ(^^♪
そんな、今しか見られない可愛い時を、ぜひ一緒に楽しんでほしいなと思います。
ではまとめです。
- 離乳食を始める時期は、生後5~6か月頃といわれている。
- 離乳食を始めるためには、赤ちゃんが離乳食を食べる準備ができているかチェックして、無理のないようにする。
- 離乳食の進め方は、大きく4つの段階に分けられ、初期・中期・後期・完了期とおかゆの形状や固さが変わる
- おかゆの終了時期は、明確にはないが、きちんと咀嚼し飲み込めていること、大人のごはんをしっかりと食べることができたら終わる。
- 頑張り過ぎないためには、手作りと市販のベビーフードを併用して、無理のないようにするのもひとつの方法。
離乳食の時期を、赤ちゃんと一緒に楽しめるように、たまには良い意味で手を抜きつつ、自分に合った方法を見つけていってくださいね。
今回は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
月齢ごとに「見てわかる!」離乳食新百科 5カ月~1才6カ月ごろまでこれ1冊でOK!
発売日:2011年05月
出版社:ベネッセコーポレーション