毎年7月のビッグイベントと言えば「七夕」ですよね。
皆さんは毎年短冊に願い事を書いたりしていますか?私はしてないんですよねえ・・・。勤務先の介護施設では毎年恒例の行事になっています。
ところで皆さんは本気で叶えたい願い事って有りませんか?
例えば「意中のアノ人と親しくなりたい」とか「キャリアアップのために○○の資格を取りたい」等々。
そんな方は年に1回のビッグチャンスにかけて真剣に願い事を書いてみましょう。
しかし、ただ真剣に書くだけではなかなか叶いません。願い事を叶える為のより効果的な書き方が有るとしたら知りたくないですか?
そこで今回は七夕の願い事を叶える為のより効果的な書き方について特集してみました。
ポイントは「七夕行事の肝」を知ってそこをイメージして書く、ということなんです。
では早速見て行きましょう。
この記事でわかること
里芋の朝露を集めて墨をする
何故か?
先ずはここから解説しますね。
七夕に願い事を書くようになったのは江戸時代の寺子屋が発祥と言われています。
寺子屋では読み書きそろばん等の手習い事を教えていました。そこで子供達は里芋の葉に溜まった朝露で墨をすってその墨で字を書いて手習い事の上達を願ったのだそうです。
何故里芋の葉に溜まった朝露を使うのかというと、朝露は神様から授かった天水とされていて、その水で墨をすると文字も上達すると言われているからです。
また、朝露は、早朝でないと消えてしまいますよね。
そのはかない朝露を使って墨をすることで自然と謙虚な気持ちになり書く文字も上達するとされていました。
以上の様に願い事を何で書くか、この部分の由来を知れば自然と願い事を叶える為のイメージが膨らみますよね。
最近は近所に里芋の葉を見かけなくなりましたので朝露が貴重どころか里芋の葉自体が貴重ですよね。
ですから本気で願い事を叶えたい場合、里芋の葉の朝露で墨をするところから始めてみるのも良いかも知れませんネ^^
短冊の色の意味を知って書こう
七夕の願い事というのは元々は平安時代、機織りや裁縫が上達するようにとお祈りをする風習「乞巧奠(きこうでん)」が始まりです。
その後時代の流れとともに変化し、江戸時代には寺子屋で手習い事の上達を祈る風習になります。
つまり、始まりは何かの技術の上達を願う物だったんですね。
ですが、七夕で真剣に何か願い事をしたいという場合、冒頭に挙げた例の様に恋愛成就だったり資格取得だったりと必ずしも技術習得ばかりでは有りませんよね。
そこで技術習得以外の願い事をする場合には短冊の色について知っておく事が重要なんです。
ということでここでは短冊の色の意味について解説します。
五色とは、中国の陰陽道において自然を表す、「五行説」が由来となっていて、「青=木行、赤=火行、黄=土行、白=金行、黒=水行」の五色を指しています。
また五行は五徳(人の正しくあるべき心構え)にも通じますので「青=仁・赤=礼・黄=信・白=義・黒=智」を表します。
この様な短冊の色が現している五徳を理解した上で短冊の色を選ぶと良いでしょう。
色ごとの願い事の内容は次の様になります。
青の短冊に書く願い事は?
青=「仁」を現していますが、これは「周囲の人を思いやり感謝する心」を意味します。
従って「家族皆がいつまでも元気で一緒に暮らせます様に」等が良いでしょう。
赤の短冊に書く願い事は?
赤=「礼」を意味していますが、これは「先祖や両親に感謝する心」を現しています。
ですから願い事の内容的には「両親が夫婦仲良く円満で暮らしていけますように」等が良いでしょう。
黄の短冊に書く願い事は?
黄=「信」ですがこれは「誠実でウソをつかない気持ちや他人を信じる心」のことです。
願い事としては「大切なアノ人とお互いを信頼し誠実に暮らしていけます様に」等はいかがでしょうか。
白の短冊に書く願い事は?
白=義ですね。義の心とはつまり「正義の心」のことですね。或いは「義務やルールを守る心」も現しています。
「道に迷っている人を見掛けたら進んで手助け出来る様になりますように」等が適しているでしょう。
黒の短冊に書く願い事は?
最後に黒ですがこれは紫でも良い様です。また五行では水行を現しますが、同じ水のエネルギーを現すピンクでも良い様です。五徳では「智」ですね。
紫の短冊で願い事をする場合は「キャリアアップのために○○の資格を取りたい」が良いですね。
またピンクの短冊に「意中のアノ人と親しくなりたい」と書くのも良いでしょう。
願い事の内容をより効果的に書こう
願い事を書く場合「〇〇出来ますように」や「〇〇になれますように」等と書く事が多いと思いますが、もっと効果的に願い事を叶える書き方って御存知ですか?
それは
「叶ったことをイメージして断言した書き方をする」
です。
「○○出来ますように」はただの夢ですよね。これでは自らの行動が伴わないので叶えられる事は難しい様です。
「意中のアノ人と親しくなり楽しく生活をします」と願いが叶った時の事をイメージして具体的に書くと叶えられる確率は高まりますよ!
笹の葉に短冊を飾る意味を知ろう
最後に笹の葉に短冊を飾って願い事の行事は完了する分けですがただ飾るだけではなく「笹竹」に飾る意味を知って飾ることでより効果的に願い事をする事が出来ます。
笹竹は冬の風雪にも耐え根も強く真っ直ぐ天に向かって伸びて行くことから神聖な力が有るとされていたんですね。
そして笹の葉が擦れて「カサッカサッ」と鳴る音が神様を呼ぶとされてきました。
そこでこうした神聖な笹竹に願い事を書いた短冊を吊るして「願い事が天の神様の所まで届きます様に」という意味を込めているんですね。
まとめ
いかがでしたか?
七夕の願い事ってその奥に有る肝を知るとより効果的に書けそうですよね。
今回分かった事をまとめてみましょう。
- 七夕の願い事は里芋の朝露で墨をすって書くと効果的
- 七夕の願い事に合わせて短冊の色を選ぶと効果的
- 七夕の願い事は断言的に書くと効果的
- 七夕の短冊を笹竹に飾るのは願い事を天の神様に届けるため
本気で叶えたい願い事が有る方は以上を是非試してみてはいかがですか^^。
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以上、おしまいまでお読み頂き有難う御座いました。