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七夕の願い事の由来を知ろう!効果的な願い方はそこから見えてくる

投稿日:2018年3月10日 更新日:

7月7日と言えば、そう、七夕ですよね。

 

あなたは七夕に願い事をした事は有りますか?私は大人になってからはなかなかしなくなりました。^^;

 

今回は七夕に願い事をする風習の由来効果的な願い方について調べてみましたので是非御覧下さい。

 

七夕に願い事を書く由来は?

願い事を書く由来

七夕は奈良時代に中国から伝来してきました。

 

先ず最初に歴史的な流れを見てみましょう。

 

  1. 奈良時代・・・712年に書かれた「古事記」に「棚機女(たなばたつめ)」と言う「言葉が登場。織物を作る機械を扱う女性という意味。
  2. 平安時代・・・「乞巧奠(きこうでん)」という風習が始まる。はた織りや裁縫が上達するようにとお祈りをする風習。
  3. 室町時代・・・歌を供える風習が始まる。
  4. 江戸時代・・・寺子屋で手習い事の上達を願う事が一般化。

こうした歴史的な流れの中で風習が徐々に変わっていったのが分かりますが、、元々は裁縫などの上達を、その後は手習いごとの上達をと、何かの上達を願うというのが基本となっていますよね。

 

この辺りが私たちが効果的な願い事を考える上で大きなポイントだと思われますので、その辺りに触れていきたいと思います。

 

ただ、この流れがどういったものなのかをしっかりと把握出来ないとそうしたポイントも見え辛いので、先にちょっとばかり詳しく上記の流れを解説しておきます。

 

奈良時代の風習

古事記に「棚機女(たなばたつめ)」という言葉が出て来ます。

 

「棚機女」とは機織り機を扱う女性のことで、水神様に捧げるための神聖な布を穢れを知らない女性が「機屋(はたや)」にこもって俗世から離れて織る、という習慣が有りました。

 

平安時代の風習

「乞巧奠(きこうでん)」は、中国の行事で7月7日に機織りや裁縫が上達するようにとお祈りをする風習から生まれました。

 

庭先に設けられた祭壇に針を供えて、星に祈りを捧げました。その後機織りだけでなく芸事や書道などの上達も願う様になりました。

 

室町時代の風習

室町時代になると、カジノキ(梶の木)に天皇を始め臣下の和歌を結び、硯や墨、筆等を季節の物と一緒に供えて芸事の技術上達を願う様になりました。

 

江戸時代の風習

江戸時代になると七夕がそれまでの貴族、一部の武家の行事から、より庶民的な行事へと変化していきます。

 

江戸時代には「寺子屋」と言われる、今で言う学校が多く有りました。そこでは基本的な読み書きやそろばんを教えていました。

 

『宝永花洛細見図(ホウエイ カラク サイケンズ)』には、七夕の挿し絵に寺子屋で子供が梶の葉に文字を書いている様子が描かれています。

 

寺子屋に通う子供達は七夕になると読み書きが上手になる様に願う事が一般的でした。

 

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願い事の由来に基づく理想的な願い事とは?

願い事をする場合には昔からの風習に倣って行う方が願いが叶いそうですよね。

 

七夕の風習はこれまで見てきました様に元々は機織りや裁縫、芸事や読み書きそろばん等の手習い事の上達を願うものでした。

 

ですから七夕の由来に基づく理想的な願い事は「宝くじが当たりますように」とかではなく「字が上手くなりますように」等が良いでしょう。

 

つまり上手くなりたい事を書くのが理想的な願い事と言えるでしょう。

しかし、人によってはこうした手習い事の上達を願う事とは別の願い事がしたい、という方もいらっしゃいますよね。

 

手習い事以外の願い事をする場合には、七夕で使われる短冊の色の意味について知っておくことが大切なんです。

 

そこで次に短冊の色の意味について見てみましょう。

 

短冊の色の意味を活かした効果的な願い方は?

短冊の色の意味は?

五色の短冊とは、中国の陰陽道において自然を表す、「五行説」が由来となっていて、「青、赤、黄、白、黒」の五色を指しています。

 

また五行は五徳にも通じますので、短冊の色の意味は総合的に次の様になります。

 

  • 青…木行(木々の緑を表す):「仁」思いやりの心
  • 赤…火行(炎を表す):「礼」先祖や両親に感謝する心
  • 黄…土行(大地の象徴):「信」誠実心
  • 白…金行(大地に埋まる金属を表す):「義」正しい事を行う心
  • 黒…水行(命を育む物):「智」物事を正しく判断する知識

尚、最近は黒は紫で、青は緑で代用していますがそれでも良い様です。

 

 

効果的な願い方は?

以上の様な七夕に願い事をする由来や五色の短冊の意味を見てくるとそこから効果的な願い方が見えてきますよね。

 

ということでここからは短冊の色の意味を活かした願い事の例を見てみましょう。

 

青又は緑

周りの皆を思いやる内容

「職場の皆がいつまでも元気で一緒に働けます様に」

 

先祖や両親へ感謝の気持ちを伝える内容

「両親がいつまでも健康で暮らせます様に」

 

誠実でうそをつかない事を伝える内容

「誠実に仕事をし会社との信頼関係が深まります様に」

 

正義の心を現す内容

「困っている人を見たら進んで手助けする行動が出来ます様に」

 

黒又は紫

学業に励む内容

「仕事上の必要な知識が益々吸収出来ます様に」

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おまけ情報

願い事を書いた短冊って笹の葉、つまり竹笹に吊るしますよね。アレって何故だか知ってますか?

 

今回はコレについても調べてみました。

 

昔から笹竹は根強く、繁殖力も強く、風や雪、暑さ寒さにも強いことから神聖な物として大切にされていました。また、笹が擦れ合う「カサッカサッ」という音は神様を招く音とされていました。

 

ですから願い事が神様に届く様にと祈って神聖な笹に願い事を吊る様になったんですね。

 

 

まとめ

今回の調査で以下の事が分かりました。

 

  1. 七夕は奈良時代に中国から伝わった
  2. 七夕の理想的な願い事は手習い事の上達に関する事
  3. 効果的な願い方は短冊の色の意味を知れば見えてくる
  4. 短冊を竹笹に飾るのは願い事を神様に届ける為

 

今回のリサーチはいかがでしたか?

 

普段何気なく行っていることも調べてみると様々な発見が有りますよね。^^

 

叶えたい願い事を書くなら神頼みも良いですが、「頑張って叶えよう」と思って書くと、自分の意欲や向上心が高まって叶えられる確率も高まるかも知れませんよ。

七夕に関してはこんな↓情報も有りますよ

七夕の願い事の書き方を大特集!行事の肝を知ればより効果的になるよ

 

以上、最後までお読み頂いて有難う御座いました。

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