「甲子園の高校野球開会式で、プラカードを持っている女子高生ってどこの高校?」
こんにちは、野球大好きなIsajiです^^/
夏の高校野球甲子園大会の開会式で、各チームの先頭でプラカードを持つ女子生徒って、どこの高校生なのか、気になりませんか?
同じ制服を着ているので、同じ高校の生徒さんだろうことは想像出来ますが、どこの高校なのか、毎回同じなのかが気になりますよね?
そこで今回は、夏の甲子園のプラカード先導役の高校や、何故特定の高校が務めるのか、その選考方法について、また、春の選抜でのプラカードに関する情報について解説しましょう。
尚、おまけ情報として、過去のプラカードに関するハプニングについても触れています。
では、早速夏の甲子園のプラカードを持つ高校はどこなのか?ここから見ていきましょうか。
この記事でわかること
夏の甲子園のプラカードガールってどこの高校生なの?
夏の甲子園のプラカードガールは、毎年、西宮市立西宮高等学校の1、2年生の女子生徒が担当しています。
因みに、このプラカードガールに憧れて、わざわざ同校に入る生徒も居るのだとか。
あの炎天下の甲子園で大変だろうなあ、と思っていましたが好きでやっていたとは意外でしたw
因みに、春の選抜の場合は、プラカード先導役は出場校の生徒が務めています。
では何故、夏の甲子園は特定の高校の女子生徒が担当しているのでしょう?次はその辺りを見てみます。
特定の高校生がプラカードガールをするのは何故?
1949年(昭和24年)の31回大会から同校の女子生徒がプラカードを持つことになりました。
なぜ、そうなったのかと言うと、戦後、高校野球が再開された際、学制改革で代表校に多数の新制「高校」が出場してきました。そこで、無名高の校名を知ってもらうために、プラカード案が提案されました。
そして、この提案に関わった一人が同校関係者であったことと、同校が甲子園球場に近かったことから、同行の女子生徒がプラカードガールになったのだそうです。
当初は3年生が担当していたものの、自分の担当校が勝ち進むと受験勉強に集中出来ない、ということから今は1、2年生が担当しているんですって。
なるほど、分かる気がするなぁ。自分がプラカードを持った高校は、全く縁が無くてもやはりひいきしてしまうでしょうねぇ^^v
では、プラカードガールっていったいどのようにして選ばれるんでしょうね?次はそこについて解説します。
プラカードガールの選ばれ方は?
(当初は更に「運動選手で容姿端麗」という条件も付いていたが、最近では削除されている。)
容姿端麗って、ミスコンじゃあるまいし!戦後に始まった当初はそんなことを平気で言っていたんですね。
プラカードガールは、毎年7月の校内オーディションで選ばれます。
- 姿勢
- リズム感
- 球児の行進を引き立たせる存在感
選手を引き立たせる存在感、って難しそうだなぁ。
尚、選ばれた生徒達は2日間の、校内練習を経て本番に臨むのだそうです。
以上が、夏の高校野球のプラカードに関する情報でした。次は春の選抜のプラカードについての情報を紹介しましょう。
春のセンバツのプラカードは手書きって本当?
夏の甲子園と春の甲子園で、プラカードの文字が違うって知ってますか?
実は、春の場合は手書き文字なんですね。
正確には「揮毫(きごう)」と言って、毛筆らしいです。それでは、これをもう少し詳しく見て行きます。
いつから手書きなの?
いつから揮毫になったのでしょう?
毛筆で書かれた文字は、業者によってデジタル処理され、シール化してプラカードに貼られます。
誰が書いてるの?
選抜高校野球の主催者である、毎日新聞が主催する「国際高校生選抜書展(通称「書の甲子園」)」の団体の部で地区優勝した学校が、各地元代表校の高名を揮毫することになっているようです。
春の選抜高校野球も書の甲子園も、主催者が毎日新聞ですから、半分は主催者の宣伝目的なのでしょう。それでも、高校生の活躍と交流の場が増えるのは良いことですよね。
夏と春のプラカードに関する情報については以上となります。
さて最後は、ここまで見て来たプラカードに絡むハプニングを見付けてきました。
甲子園プラカードにまつわるハプニングとは?
この章では、プラカードにまつわるハプニングについて、夏と春に分けてお伝えします。
夏の甲子園のプラカードハプニングって?
これは、「夏」ってことで明らかですね!
そう、熱中症の症状でプラカードガールが倒れるというハプニングが起きたんですよ。2017年夏の甲子園(第99回) 開会式でのことです。
炎天下の開会式で、来賓者の挨拶が続く中、真正面に倒れてしまいました。
当時、テレビ等でも取り上げられなかった様で、私も今回調べるまで知らなかったんですよね。こんな事が起きていたんですね・・・。
大会本部は、「熱中症のような症状で、救護室で休養後に回復した。念のため病院に行った」と発表したそうです。
来賓者さんは気を利かせて、挨拶は最小限に留めましょう。高校生の体の方が大切ですよ!
春のセンバツのプラカードハプニングって?
続いては、春のセンバツで起きたハプニング。
先ずはこちらの動画を観てください。クイズの様なハプニングです。気付きます?
分かった人はすごいですよ!私は気付かなかったですわ^^;そう、「慶応義塾」の「応」の「心」の左端の点が一つ足りない。これが答えです。
これはプラカード製作を依頼された業者のミスだということで、そんなことも有るのかぁ、と驚かされますよね。
埼玉県の高校の書道部が揮毫(きごう)したらしいのですが、その文字は正確に書かれていました。それを業者がシールに加工して、プラカードに貼る過程で、点の部分が剥がれたことに気付かなかったんです。
入場行進直前に、プラカードを持つ生徒が気付いて指摘したものの、流石にもう間に合いませんでした。
取り敢えずマジックで書くなり何なり出来なかったのでしょうか?
因みに、慶応義塾の選手の一人が「取られた『点』は自分達で取り返すぞ!」と言ったとか。かっこいい!
では、最後に全体をふりかえってみましょう。
まとめ
今回は甲子園のプラカードに関する情報を、夏春別にまとめてみました。
- 夏の甲子園のプラカードは西宮市立西宮高校の女子生徒が担当
- 西宮市立西宮高校関係者が提案し、学校が甲子園に近いことから同校が務めることになった
- 春の選抜のプラカードは手書きされている
- 春の選抜のプラカードは「書の甲子園」の地区優勝校が担当している
- 夏の甲子園で、プラカードを持つ生徒が倒れるハプニングが起きていた
- 春の甲子園のプラカードで「慶応義塾」の「応」の字が、業者のミスで「点」が足りなかったことが有った
高校野球も様々な人々によって支えられているのですね。
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今回は以上となります。最後まで御覧頂き有難う御座いました。