こんにちは、Isajiです。
最近はクリスマス関連のことをいろいろと調べているのですが、今回はトナカイのことが気になったんですよね。
サンタさんのソリはトナカイが引くってのが定番だと思いますが、そういえばどうしてそうなったのかって、考えたこともなかったんですよ。
そこで今回、サンタさんのソリはなぜトナカイが引くのか、その由来についていろいろと調べてみました。
さらに合わせて、サンタさんのソリを引くトナカイの名前や性別、性格、そして鹿とトナカイの違いについてもバッチリ調べましたので、ぜひ最後までご覧くださいね。
では最初に、サンタさんのソリをトナカイが引く由来から確認していきましょう。
この記事でわかること
サンタさんのソリってどうしてトナカイが引いているの?
サンタさんはトナカイが引くソリに乗ってやってくるのですがこれは、
- 1938年にアメリカのロバート・ルイス・メイ氏が考案したもの
だそうです。彼が創作した「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」という童話が由来だったんです。
ではここからは、この童話が生まれるまでの経緯と、世界的に有名になるまでに分けて解説していきたいと思います。
「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」誕生秘話
メイ氏はアメリカのシカゴにある「モンゴメリー・ウォード」という通信販売の会社で、広告宣伝部のコピーライターとして働いていました。
ある日会社から、クリスマスにお客さんに配布するクリスマスの絵本製作を依頼されます。
そこで彼は、娘さんが大好きだったトナカイを主人公にした童話を創作しました。しかし最初のプレゼンでは上司に否定されたんだそうです。
ですが彼はここで諦めなかったんですね。
会社の同僚のイラストレーターに赤鼻のトナカイのイラスト製作を依頼し、彼とそのイラストレーター、そして娘さんの3人でシカゴ動物園に行ってトナカイをスケッチし、そこからルドルフを描き上げます。
ところがちょうどそのころ、彼の奥さんが病気で他界し、それを悲しむ娘さんのためにこの童話を完成させ、手作りの本にして娘さんにクリスマスプレゼントとして送りました。
メイ氏自身も童話製作に没頭することで、奥さんを亡くした悲しみを忘れることが出来たのだそうです。
そして後日、この物語を会社のパーティーで披露すると大変好評を得て、次のクリスマス(1939年)に会社宣伝の冊子として配布することが無事決定しました。
メイ氏の住むシカゴにはミシガン湖という湖があります。そこは大量の霧が発生することでも有名なのですが、この霧で視界が悪くなると言う土地柄も、トナカイの赤鼻で暗い夜道を明るく照らす、という発想が生まれるきっかけになっていたようです。
「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」が有名になるまで
そして1948年にはメイ氏のいとこが「赤鼻のトナカイ」というクリスマスソングを作詞作曲し、1949年にジーン・オートリーが歌うレコードが大ヒット。
「ホワイトクリスマス」に次ぐヒット曲となりました。その後、この曲は世界的に大ヒットしていったんですね。
それと同時にサンタさんはトナカイが引くソリに乗ってやってくる、というイメージが世界的に定着したわけです。
母親を亡くして悲しんでいた娘さんを、なんとか元気にしてあげたいという父親のやさしさが、トナカイの引くソリにサンタさんが乗ってくるというキャラクターを生んだんですね。
トナカイのキャラクターが生まれた秘話まで知れてとても感動しました。
ソリに乗ったサンタさんは空を飛んでやってきますから、きっとメイ氏の奥さんの所にもプレゼントを届けに行くのでしょうね。♪
ところでサンタさんのトナカイっていろいろと設定があるって知ってますか?
そこで次に、サンタさんのトナカイのキャラクター設定についてみていきたいと思います。
サンタさんのトナカイについてアレコレ知っちゃおう!
この章では次のことについて解説していきます。
- ソリを引くトナカイの性別は?
- ソリを引くトナカイの名前や数や性格は?引く順番も決まってるって?
それでは順番に見ていきましょう。
ソリを引くトナカイの性別は?
サンタさんが引くトナカイの性別って設定があるのでしょうか?いろいろととことん調べた結果、次のことがわかりました。
- サンタさんのソリを引くトナカイはメス3頭とオス6頭
ってことなんですよ!しかもオスは去勢されたオス。
「なんでわかるの?そういう設定?」
って感じですよね。
なぜそう言えるのかというと、理由は次の通り。
- 理由その1
トナカイのオスの角は3月に生えはじめ、12月中旬までに自然に落ちてしまう。
⇒クリスマスシーズンに角があるオスのトナカイはいない - 理由その2
メスのトナカイの角は、12月に生えはじめ、8月までに自然に落ちる。
⇒メスはクリスマスシーズンに角がある - 去勢されたオスは1年中角がある
以上のことから、サンタさんのソリを引くのは「メスのトナカイと去勢されたオスのトナカイ」だと思われます。
ちなみに、北欧で実際にソリを引くのは去勢さえたオスのトナカイだそうですよ。
トナカイの名前や数や性格は?引く順番も決まってるって?
トナカイは全部で、
- 9頭いて、名前や性格、性別もわかっています。
名前と性格、性別とソリを引く順番を一覧表にまとめてみました。
名前 | 性別 | 性格 | 引く順番 |
Rudolph(ルドルフ) | オス | 小心者 | 先頭 |
dasher(ダッシャ-) | オス | 元気で力強い | 2列目 |
Dancer(ダンサー) | メス | ||
Prancer(プランサー) | メス | 3列目 | |
Vixen(ヴィクセン) | メス | おしゃべりで気が強い |
|
Comet(コメット) | オス | 頭が良くてかしこい | 4列目 |
Cupid(キューピッド) | オス | ハンサムで魅力的 | |
Donder(ドンダ-) | オス | 俊敏で勇猛 | 5列目 |
Blitzen(ブリッツェン) | オス |
性格は名前の意味から分かるんですって。引く順番まで決まっているとは知りませんでしたね。
先頭を1頭でまかされているのは「赤鼻のトナカイ ルドルフ」ですね。
ルドルフの後ろの4頭は元気で力強く、前へ前へと進んで行く性格のトナカイが担当なんですね。
よく考えられているなぁって思いました。
ところで、トナカイに似た動物で鹿っていますよね。どう違うのでしょう?そこのところが妙に気になったので早速調べてみました。
トナカイと鹿の違いは
トナカイと鹿の間には違う点と共通点があるようです。では最初に違う点から確認していきたいと思います。
トナカイと鹿の違う点
トナカイと鹿は次の点が違っています。
角の生え方
トナカイ・・・オスもメスも角が生える
鹿・・・オスしか生えない
「へ~、そうなんだぁ」
って思いませんでした?私も最初、そう思いました。で、「なんでトナカイはメスも角があるの?」って思ったんですよ。
そこでそこのところもきっちり調べましたよ。
トナカイのメスに角が生えるのは、
- 雪を掘り起こすため
なんです。
トナカイの生息地は北極圏です。ですから、冬に自分と子供のためのエサを探すためには雪かきをしないといけません。そこでトナカイのメスは角が発達したそうですよ。
オスは雪かきしないでなにをしてるんでしょうねぇ。
大きさ
トナカイと鹿は大きさが少し違うみたいです。
トナカイ・・・体長120~220㎝
鹿・・・体長90~190㎝
トナカイの方が約30cm大きいんですね。ソリを引くために大きくて力強くなっていったのかも知れませんね。
つづいて共通点も見ておきましょう。
トナカイと鹿の共通点
共通しているのは、
- どちらもシカの仲間
ってこと。
カタカナで「シカ」と書いたのには理由があります。動物の分類上の表記はカタカナを使うんですね。
トナカイもシカ科、つまりシカの仲間なのですが、鹿は「シカ科シカ属」でトナカイは「シカ科トナカイ属」という分類になるそうです。
動物の分類って複雑で難しいですね。
「赤鼻のトナカイ」というクリスマスソングがありますが、実際のトナカイの鼻は黒(こげ茶色)です。
では最後に今回の記事を復習して終わりにしたいと思います。
まとめ
いかがでしたか?サンタクロースは、聖ニコラウスというモデルとなった司祭がいるのですが、さすがにトナカイにはモデルはいなかったですね。
物語としてトナカイが設定されてきたことがわかって、なんだかスッキリしました。
- サンタクロースのソリをトナカイが引くというのは、アメリカのロバート・メイ氏が考案した(他にも諸説あり)。
- サンタさんのソリを引くトナカイは全部で9頭で、先頭が赤鼻のルドルフ。
- サンタさんのソリを引くトナカイはメスが3頭でオスが6頭。
- 鹿はオスにしか角が生えないがトナカイはメスも角が生える。
今回はトナカイと鹿の違いまで気になって調べてみました。同じ仲間だったんですね。
でもやっぱりサンタさんのソリを引くのは鹿よりもトナカイの方が似合いますよね。
今回は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。