こんにちは、Isajiです。
お彼岸といえば、年に2回、春のお彼岸と秋のお彼岸があります。
春は春分の日を挟んだ前後3日間の、計7日間。秋は秋分の日を挟んで、同様に7日間。ご先祖様のことを想う日、というような期間ですが、「折角ならお墓参りを」という方も多いですよね。
でも実際、お墓参りにあまり行かないこともあり、何を着て、何を準備すれば良いのやら、ということも…?
ってことで今回は、お彼岸時期にお墓参りに行くご予定の方へ、その服装についてご説明していきたいと思います。
さらに合わせて、お墓参りってそもそも何をしたら良いのかや、持って行くものなどの情報もご紹介していきますよ。
では、順番に確認していきましょう。
この記事でわかること
お彼岸のお墓参りの服装って決まりがあるの?
先ずは基本的なことからご案内しますね。
基本的な服装
服装については、基本的に
普段着で構いません。
ご家族だけで行くのであれば、フォーマルにこだわる必要はありません。
お墓参りの際は、お墓の掃除をすることもあるでしょうし、立地も山肌で傾斜があったりします。ですから、動きやすい服装でも大丈夫ですよ。
ただし、あまり派手だったり、ラフ過ぎる格好は、他のお参りの方にも配慮し、避けた方が良いでしょう。
お彼岸法要に出席する場合
お寺で行われる合同供養の「お彼岸法要」に出席される場合は、
礼服スタイル
が好ましいですね。
お寺の檀家さんや、お寺にお墓がある方向けに、その方たちのご先祖様全体を供養する会が「お彼岸法要」です。つまり、他のお家の方々とご先祖様方の前であるということですので、参加の際はフォーマルで出かけるようにしましょう。
お彼岸のお墓参りって何をすれば良いの?
お彼岸だからといっても、
お墓参りの手順は通常と変わりません。
あくまで「ご先祖様のことを想う期間」ですので、お彼岸は特にこれをしないといけない、という決まりはありません。お墓参りに行くのであれば、通常と同様の手順でお参りすればOKです。
ですからここでは、一般的なお墓参りの仕方について、順を追ってご説明しますね。
最初に、手順を一覧でご覧ください。
- お墓の掃除
- 打ち水・お供え・お線香
- 片付け
【1】お墓の掃除
まずお墓に着いたら、お墓の掃除から始めましょう。
毎日のように来られることはないでしょうから、落ち葉などが溜まっていたりします。また、墓石周りも、砂ぼこりがついていたりしますから、キレイに拭いてあげましょう。
香立てや水鉢も、洗ってあげるなどすると良いですね。
【2】打ち水・お供え・お線香
お墓の掃除後に、ご先祖様へのお供えなどをします。
「のどの渇きをいやす」、という意味合いの打ち水をまず行います。柄杓(ひしゃく)が借りられますので、それで墓石にお水をかけてあげましょう。
そうしたら次は、お供えものをしましょう。この時、半紙の上にお供えを置いてあげると、丁寧なお供えの形になります。
お供えが濡れないよう、更に感謝の意をもって、柄杓で墓石にお水をかけます。
最後に、お線香をあげて、数珠をもって合掌しながらお祈りしましょう。
【3】片付け
お祈りが終わりましたら、お墓を後にする前に後始末をします。
お線香の火はきちんと消し、時間が経つと腐ってしまうお供えは持ち帰りましょう。ここで一つ、気を付けたいことが!それは、
お線香の火は口で吹いて消さない
ってこと。理由は次の通りです。
Q29 なぜ線香の火を口で吹き消してはいけないのですか?
A 人間の口は、悪行を積みやすく、汚らわしいものと考えられています
仏様に供える線香の火を、汚らわしい口から出た息で消すのは無作法になるからです。
引用元:お仏壇 お墓 迦葉 「Q&A」
「口は災いのもと」と言いますからね、気を付けましょう。
また、ゴミなども残していないか、チェックしてからお帰り下さい。
お彼岸のお墓参りでの服装や、お墓参りですることについての説明は以上となります。
ここまで見てくると次に、「お墓参りには何を持って行けば良いの?」って思いませんか?そこで次に、お墓参りに持参すべきものについて、触れてみたいと思います。
お彼岸のお墓参りに持って行くものやお供え物のおすすめは?
さて、お墓参りまでの流れもみてきましたが、ここで持ち物の確認をしておきましょう。今までの説明の中で出てきたものも、まとめておきますので、確認しておいてください。
お墓参りに持って行く物は?
あると便利なものも含め、書き出してみますね。
お墓参りでの落ち物で、主なものはお墓の掃除に使うものになると思います。お掃除で使用するものは、
- 雑巾
- 手袋
- ゴミ袋
- 箒と塵取り、もしくは火ばさみ
- ハンカチやタオル
- 水分補給できるもの
といったものになりますね。
お墓の周りに砂利が敷き詰めてある場合、ほうきとちり取りよりも火ばさみを使用した方が掃除しやすいでしょう。
ハンカチやタオルは、水を触ったりもするためあった方が良いですね。
また、お掃除で疲れたら、こまめに水分もとるようにしてください。
その他肝心なものは、
- 数珠
- 半紙
- お供え物
- 紙袋やレジ袋
です。
親族の方もいらっしゃる場合は、紙袋やレジ袋も念のためあると、ごみなどを持ち帰ってもらう際に便利です。
次に、お供え物の選び方について、詳しくご説明しましょう。
おすすめのお供え物は?
お彼岸だから、といった決まりもありませんし、これじゃないといけない、というものもありません。
食べ物であれば基本的には、持ち帰るものですので、ご先祖様方が喜ばれそうな和菓子やフルーツ類が一般的に選ばれます。
お花であれば、お花屋さんに「お墓参り用で」という旨を伝えてアレンジしてもらいましょう。
また、ご自分の家族だけではなく、親族とお参りする場合は、次のような注意が必要になりますね。
■親族とお参りする場合■
持ち帰ってもらった際に困ることがないように、との配慮です。
また、その場で配りやすい、個包装のものも良いでしょう。少し多めに入った、同じ種類が均等に入ったものは、分配しやすくなりますね。
では、最後に全体をまとめてみましょう。
まとめ
お彼岸のお墓参りというと、特別になにか決まった服装があるのかと思っていましたが、特に「これを着ていくべき」というものはありませんでしたね。ちょっと安心しました^^
- お彼岸のお墓参りの服装は、普段着でOK
- 法要に出席する場合は礼服スタイルで
- お墓参りでは主にお墓の掃除をおこなう
- お墓参りに持って行く主なものは、掃除道具とお供え物
お墓参りに行き慣れていない方は、今回の記事で予習をしておきましょう。
ご先祖様を想う気持ち、これが一番大切なことだと思います。皆さんが心穏やかに、お彼岸を迎えられますことを祈っています。
今回は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。