みなさんこんにちは。クリスマス大好き人間の
クリスマスと言えばサンタクロースだと思いますが、サンタクロースって、、
赤い帽子に赤い服
真っ白なふさふさのおひげと真っ白な髪の毛
かっぷくのいい、やさしい笑顔のおじいさん
ですよね!!
このように、現在世界中で知られているサンタクロースですが、これってなにか由来があるのでしょうか?
そう思って調べてみると、私たちがよく知っているサンタクロースは、コカコーラ社の創作キャラクターだという噂が…。
はたして本当なのでしょうか?
ってことで今回は、真っ赤なお洋服で有名なサンタクロースというキャラクターは、コカコーラ社が創作したというのは嘘なのか、ここをしっかりと確かめたいと思います。
さらに合わせて、サンタクロースのイメージキャラクター誕生にまつわるミニ情報もご紹介しますよ。ぜひ最後までご覧くださいね。
では、順番に見ていきますね。
この記事でわかること
サンタクロースはコカコーラ社が創作したというのは嘘!?
結論からいいますね。
「サンタクロースはコカコーラ社が創作した」というのは真っ赤な嘘
なんですよ!
そんな噂がまことしやかに流れているのですが、いったいなぜそう言われているのかを、これから解説していきますね。
おっと!その前に、ちょっとややこしいので、いったん整理しておきましょう。
■ここがポイント!■
一方、現在のサンタクロースのイメージキャラクターが定着するきっかけになったのが、コカコーラ社が制作した宣伝キャラクターだった、というのが真実。
以上のことを頭に入れてから先を読み進めてください。
世界中でクリスマスにとって欠かせないキャラクターであるサンタクロースですが、次章でご紹介する、モデルになった実在の人物がいます。
しかし、イメージキャラクターとしての世界共通のものはなかったようです。
そこで、1931年に、コカコーラ社がクリスマスのキャンペーン用にと、当時広告アートを担当していた画家のハッドン・サンドブロムさんに、サンタクロースのイメージキャラクター創作を依頼したのがきっかけのようです。
赤い服を着て、白ひげで陽気な笑顔を浮かべたサンタクロースのイラストは、コカコーラが世界に広がるのと同時に有名になり、サンタクロースのイメージキャラクターとして定着しました!
コカコーラの宣伝効果ってすごい!!の一言ですよね!!
今なお、ハッドン・サンドブロムさんの描いたサンタクロースの絵は人気で、世界中の人に愛されていますもんね。
サンタクロースのイメージキャラクターに関する謎が解けたところで、今度はサンタクロースの由来をしっかりと確認しておきましょう。
サンタクロースの由来や本名を簡単に知ろう!
サンタクロースのモデルになったのは、
聖ニコラウスという聖人
です。
彼は、4世紀ごろの東ローマ帝国・小アジア(今でいうトルコ)の司教でした。貧しい人たちにとてもやさしく、財産を与えては救っていたといわれています。
有名な話のひとつに、彼がサンタクロースのモデルとなった伝説があります。
■サンタクロース誕生の伝説■
彼は、真夜中にその家を訪れて金貨を投げ入れ、家族に恵んだそうです。
その金貨が、窓から暖炉のわきにあった靴下の中に入り、その金貨のおかげで家族は娘を売ることなく、一緒に暮らすことができたそうです。
この逸話が由来となって、
「真夜中に、靴下にプレゼントをこっそり入れる」
という、現在のサンタクロースの言い伝えが生まれました。
サンタクロースは、聖ニコラウスの人々を思いやるやさしい気持ちから誕生したんですね!!
とても素敵な由来に、胸がほっこりあたたかくなりました。
ここまでサンタクロースのイメージキャラクター誕生秘話と、サンタクロースのモデルとなった聖ニコラウスについて触れてきました。
ところで、コカコーラ社が世界に発信した、サンタクロースのイメージキャラクターを創作したサンドブロムさんですが、彼の創作にはいくつかの逸話が存在します。
次はそのあたりをご紹介しましょう。
サンドブロムさんのサンタクロースミニ情報!
ここではサンドブロムさんの創作したサンタクロースのイメージキャラクターに関する以下2つのミニ情報をお届けします。
- サンドブロムさんのサンタクロースにはモデルがある
- サンドブロムさんのサンタクロースには相棒がいた!?
ではさっそくご覧いただきましょう。
サンドブロムさんのサンタクロースにはモデルがある
画家ハッドン・サンドブロムさんが描いたサンタクロースは、あたたかみがあって本当に素敵な絵ですよね!
そんな、現在のサンタクロースのイメージを確立させた絵に実はモデルがいたって知っていましたか?
イメージの土台はクレメント・C・ムーアの有名な詩
イメージのもととなったのは、
- 1822年に発表された「Account of a Visit from St. Nicholas (聖ニコラウスの訪問記)」に登場する聖ニコラウス像
だと言われています。
その一部をご紹介しましょう。
その目は――なんとキラキラ! えくぼはなんと楽しそう、
ほおはバラみたい、鼻はサクランボみたい、
おどけた小さな口は弓のように笑ってる。あごひげは雪のように真っ白。
パイプの先を歯でしっかりくわえ、
その煙が頭のまわりを輪のように囲んでた。広い顔で、ちょっと丸いおなか、
笑うとゼリーでいっぱいのお椀のように揺れる。まるまる太ってまんまるの、ほんとに愉快な老妖精
ご覧のようにとても陽気で、恰幅がよく、人間味のある親しみやすさがイメージの土台となったようです。
絵がなくても、読むだけで目の前に絵が浮かんでくるような描写!これには驚きました。
そのイメージ通り、ハッドン・サンドブロムさんが描くサンタクロースの絵はどれも人間味豊かで、親しみやすいですよね。
はじめの顔モデルは友人
はじめてサンタクロースを描いたときの顔のモデルは、友人の
- ルー・プレンティスという現役を引退した営業マン
です。
彼の描いたイラストを見る限り、とても笑顔のやさしいおじいさんだったことがわかります。
2番目の顔モデルはサンドブロムさん本人!?
顔モデルをしていた友人のプレンティスが亡くなると、
- 自分自身をモデルにして
描くようになりました。自身の顔を鏡で見ながら描いたり、最後には、自身の写真を見ながら参考にしてイラストを描いていたそうです。
ハッドン・サンドブロムさんの描くサンタクロースの熱狂的なファンからは、彼の描くイラストが前のものと少しでも違うところを見つけるとコカコーラ社に問い合わせが殺到していたそうです。
彼自身をモデルにした年には、サンタクロースのベルトが、左右逆に描かれていたために大騒ぎになったそうです(笑)鏡で見ながら描いたために、左右が反転してしまったんですね!!
また、サンタクロースの指に結婚指輪が描かれていなかった年には、
「奥さんはどうしたの!!?」
と、物議をかもしていたそうです。ファン心理って本当にすごい。私なら絶対に気づかなそう…(笑)
サンドブロムさんのサンタクロースには相棒がいた!?
実は、1942年にハッドン・サンドブロムさんの描くサンタクロースに相棒が登場していたんです!!
相棒の名前は、
「スプライト・ボーイ」
名前を聞いて「ん?」と思った人もいるかもしれません。
コカコーラ社でスプライトといえば、コカコーラで販売されている炭酸飲料「スプライト」ですよね!!
このキャラクターは、ハッドン・サンドブロムさんが作ったキャラクターで、1940~1950年代にサンタクロースの相棒として広告に登場しています。
因みに、スプライトは「妖精」という意味だそうです!サンタさんの相棒が妖精ってこれまた素敵な世界観ですよね。
コカコーラ社で販売されているスプライトは、1960年代になってから販売されていたので、先に誕生したのはスプライト・ボーイの方だったようです!
では最後に、今回の内容の要点をご覧いただきましょう。
まとめ
サンタクロースの由来は、コカコーラ社ではなく、聖ニコラウスという聖人でした。
けれど、現在のサンタクロースというイメージキャラクター像を作ったのはコカコーラ社で間違いないようです!噂が飛び交って、どれが真実かわからなくなっちゃったようですね!
- 現在のサンタクロースのイメージキャラクターを作ったのは、コカコーラ社で広告担当をしていた画家のハッドン・サンドブロム
- サンタクロースの由来となった人物は、聖人ニコラウスという4世紀ごろに実在した司教
- ハッドン・サンドブロムが描いたサンタクロースのモデルは、イメージ像は有名な詩、顔は友人と自分の顔を参考にして描かれていた
- ハッドン・サンドブロムが描いたサンタクロースの相棒は、「スプライト・ボーイ」という妖精の男の子
コカコーラ社とサンタクロースの関係の謎がよくわかりましたね!
今年のクリスマスには、いつもとは違った気持ちでコーラを片手に家族や友人、恋人と一緒にサンタさんに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
けれど、子どもたちにはいつまでもサンタクロースを信じていてほしいので、この話は大人だけで楽しんでくださいね(笑)
今回は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
これも間違いですね。
コカ・コーラのサンドブロムのイラスト以前にも今と同じようなサンタが描かれていますから。
参照
米カナダ軍サンタ追跡サイト 「日本版サンタ」登場 近代漫画の祖・北沢楽天の絵 – 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20191224/k00/00m/030/180000c
ばるさん、コメントありがとうございました。
資料も確認しました。大変勉強になりました。
この記事では「サンタクロースというキャラクターがコカコーラ社が創作したもの」という噂が本当かどうかについて調べています。
結論としては、
①サンタクロースというキャラクターはコカコーラ社が創作したものではなく、実在する人物がモデル
②現在のサンタクロースのイメージキャラクターが定着するきっかけになったのは、コカコーラ社が宣伝用キャラクターとしてサンドブロムさんに依頼し作成したもの
ということをお伝えしています。
表現がわかりにくかったので、「ここがポイント」の枠内を修正致しました。
頂戴したご意見は、「サンタクロースのキャラクターが最初に描かれたのはいつか」というテーマに対する考察資料とさせて頂きます。